そんなのアリ?最高(だと思ってた)のお墓の落とし穴

値段と眺めも大事だけど…お墓の選び方

時代は進んでいるとはいえ、LGBTと子供、老後問題はまだまだ難しい問題・・・人生の最後を飾るお墓、考えていますか?(考えてる人のほうが少ないかもしれないですが)今回は実際にあったこんな出来事をお話しします。

私たちの叔父が、働き盛りの頃にお墓を購入しました。

すぐに祖父が亡くなり、

そのあとに叔父自身が亡くなり

2代が亡くなって

家族で墓参りすることになったのですが…。

こんなお墓…買ってないですか?

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「こんなところに眠れるなんて」

駅から離れていて、国道も遠い

山を切り開いたところにできた、巨大な霊園。

叔父は車でどこへでも出かけましたし

実家から車で1時間以上かかる霊園の場所は

全く気にしていませんでした。

叔父はその山からの景色に一目ぼれし、

急こう配の場所の一画を購入。

霊園には、春には桜が咲き誇り

それはそれは壮大でしずかな場所でした。

足を確保できなくなったら…?

数年後、私たちは遠くの市に引っ越し

駅近くに住まうため、車を処分。

叔父が亡くなり、

家族のなかで車を所持する人が

誰もいなくなりました。

 

それでも、本数の少ない路線バスと

霊園の送迎バスを頼りに

墓参りをしていたのですが…。

過疎化で路線バスが廃止。送迎バスも…

霊園の周辺は過疎化が急激に進み、路線バスが廃止に。

霊園からの送迎バスも

利用率が下がり、平日は廃止。

日曜に数本しか走らなくなってしまいました。

お墓は、誰のためのもの?

遺された家族も年老いて

墓参りだけで一苦労。

駅からも遠い、タクシーに乗るとばか高い。

行きに送迎バスに乗ったら、帰りまでは2時間

近くにお店もない霊園で

じっと待たなくてはならない…。

 

亡くなった叔父にとっては最高の立地でも

墓参りする老体、移動手段を持たない家族にとっては…。

 

亡くなる前に、

遺される側のことをもう一度

よく考えてから

お墓を買いたいですね。

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