レズビアンカップルの子どもお断り!学校が入学拒否

lesbian couple and daughter

サンディエゴの5歳の女の子が、レズビアンカップルの子どもであることを理由に入学を拒否される

アメリカ・サンディエゴのマウントエリー・クリスチャンアカデミーという小学校で、5歳の女の子が両親がレズビアンカップルであることを理由に学校に通うことを拒否された。この女の子はすでに、この小学校の1年間のプレスクールなどを終えている。

学校側からの拒否

女の子の両親であるLashauneとSheenaは学校が始まる数日前に学校に呼び出された。学校は、同性愛に関する一切を受け入れない姿勢を見せたという。

「とてもつらいです。私はただ、学校側がやったことが信じられません」

「もし同性カップルの子どもが学校にいることがこれほど大きな問題になるのなら、私たちは娘をこの学校に入れなかったでしょう」

とSheenaは話す。

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この小学校の方針

現在の法律では、私立の学校機関には宗教的信仰に基づいた学校の方針を選択し行使する許可が与えられている。

学校の非差別への方針は今年6月に、以下のような内容に改訂されていた。

マウントエリー・クリスチャンアカデミーは、厳格なキリスト教に基づいた教育を提供する教育機関で、家庭と協力しながら児童を理想のキリスト教徒に育てます。

家庭環境や親の教育が聖書の教えに反する場合には、学校は入学希望者の入学を拒否したり、児童を退学させたりする自由を行使できます。

この権利は同性愛やトランスジェンダーなど性的に不道徳な行為、あるいはそれらの許容・支持することに限らず、学校の道徳原則に賛成しない場合などに適用されます。

「信仰の自由」はどこまで?

サンディエゴの弁護士であるEugene Iredale氏は、今回のような事件は5年後10年後、最高裁にまで持ち出されるようになるかもしれないと考えている。

「境界線はどこだろうか?もし、ある宗教に、盗みを犯した者は腕か手を切断しなければならないという教えがあったら、我々は個人の信仰の自由を保障するためにその教えを許可するだろうか?私はそうは思わない。精神的なことについても同じだ。これは5歳の女の子にとっては、上の例えと同じくらいにひどいことだろう。」

5歳の女の子は「友達に会いたい。先生に会いたい。」と元の生活に戻りたがっているようだ。

信仰の自由とLGBTの人権保護の問題は長年にわたって議論されているが、5年後10年後に決着はついているのだろうか。

画像出典:LGBTQ Nation

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