同性婚のケーキ製造拒否に有罪判決!海外はこんなに厳しい

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同性婚ウェディグケーキの製造拒否に違法判決

先日19日、北アイルランドにて驚きのニュースが流れた。同性婚に関するケーキの製造を拒否したパン屋に、裁判所が有罪判決を下したのだ。

英領北アイルランドの裁判所は19日、同性婚を擁護する装飾を施したケーキの製造を拒否したのは差別に当たるとして、ベルファストのパン屋に有罪判決を言い渡した。
ケーキを注文したのは同性愛者の権利擁護を訴える活動家。ケーキに「同性婚を支援しよう」との文字とともに、米教育番組「セサミストリート」で寝室を共にするキャラクターのバートとアーニーの絵を描くよう求めた。しかし、キリスト教を熱心に信奉するパン屋「アッシャーズ・ベーキング」は拒否した。判事は「完全な差別で正当化できない」と述べ、賠償金を活動家に支払うよう命じた。(from 「同性愛ケーキ」拒否は差別=パン屋に有罪判決-北アイルランド)

初めてではない!同性婚ケーキにおける差別と有罪判決

Court Rules Bakery Illegally Discriminated Against Gay Couple
from Court Rules Bakery Illegally Discriminated Against Gay Couple

実は、同性婚におけるケーキが原因で裁判が起きた事例は北アイルランドの件が世界で初めてのケースというわけではない。以下はアメリカのコロラド州で起きた他の事例だ。

「コロラド州にあるパン屋は、法律に違反し、ウェディングケーキを販売することを拒否してゲイカップルを差別したという判決をコロラド裁判所が下した」

デビッド・ムリンズとチャーリー・クレッグは、彼らの予定していた結婚式のためのケーキを注文するため、クレッグの母親とパン屋に去年訪れた。ムリンズとクレッグはマサチューセッツで結婚した上で、出身地のコロラドで結婚を友人や家族と祝う予定だった。しかし、パン屋のオーナーのジャック・フィリップスは、宗教的な信条により、同性婚を祝うためにパンやケーキを提供することはできないということを彼らカップルに伝えたのである。

この判決に関してコロラド裁判所側はこう発言している。

「確かに宗教的な自由というのも大事だということは明白である。だが、宗教的な信条だからといって顧客に対して差別をし、(差別を禁じている)法律を破っていいいわけでもない。」

「今回のパン屋に宗教的信条を変えて欲しいなどとは誰も思っていないが、ゲイの人々を彼らのセクシュアリティを理由にして他の人々と違うように扱うことは、明白かつ単純な差別である。」

LGBTに対する差別はますます厳しくなっている?

「海外はこんなにLGBTに対する差別に厳しいのか!」と思った方もいるかもしれない。しかしここでいうゲイカップルを「黒人のカップル」や「障がいをもつカップル」に置き換えて考えてみたらいかがだろうか。LGBTは英米では黒人、障がい者などと同じ「マイノリティ」であり、マイノリティであることで違った待遇を受けることは、「あってはいけない」どころではなく、違法であり有罪なのである。

Perch

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