“渋谷同性パートナーシップ” への恨みを吐露!? サムソン高橋 の2015−2016 年末年始LGBT放談(前編)

※本記事には刺激的な表現が含まれています。修正を加えつつも、著者の意思を尊重して掲載しております。
非シャイニーなサムソン高橋がシャイニーの聖地「LETIBEE LIFE」で好き勝手にLGBT業界を語り尽くすと言う怖いもの知らずな年末年始特別企画。前編は2015年の、日本のLGBT業界を振りかえります。
(聞き手:itaru1964, 以下 I)

後編記事:

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itaru1964(以下I):あけましておめでとうございます。
サムソン高橋(以下S):今年もよろしくお願いします。って、なによ。このすごくしらじらしいオープニング。
I:今回は年始特別対談として2015年のLGBT業界を振り返り、さらに2016年の展望を語り合おうという企画なんだけど。
S:私たち50前後の中年片すみホモがなにを語れるというの? むしろLGBT業界に失礼よ? そこらの無職つかまえて「2016年の世界経済の展望は?」って聞くようなもんよ? 私が2016年のLGBT業界で気になることって、台湾のホームパーティでガチムチがキメたがる違法薬物は何かしら、くらいよ。
I:なんかね、ビュッフェ状態で取り放題みたいらしいよ。
S:リッツパーティだ! 私、「台湾のゲイの間では最近ホームパーティが流行ってる」て最初に聞いた時、「へー、セロハンで飾り付けしたり、いろいろな食材を乗せたリッツを用意したりしてるのかな? 台湾ゲイって意外とほのぼのしてるんだね」と思ってたのに、その実態がドラッグ付の乱交パーティだったと知ったときはショックのあまり、のりPの『夢冒険』を絶唱してしまったわよ。でもリッツはある意味私の想像が当たってたのね。
I:あのね、ここらへんは掘り下げなくていいから。Letibee Lifeは某ゲイ雑誌と違って、わりとそのまま載せちゃうから。あんたの最初の原稿(「非シャイニー宣言」第一回)なんて、ダメもとのつもりで伏字なしで入稿してみたら、「悩みましたが、著者の意思を尊重して基本的に掲載します」とか言ってほとんどそのまま公開されてて、びっくりしたんだから。
S:私あれ、いたるさんが尽力してくれたんだな、と思って感謝したんだけど。

2015年民放地上波番組初出演! その後の反響は?

I:で、本題の2015年を振り返っての話題なんだけど。あんたにとってはテレビ出演(TBS系『クレイジージャーニー』)っていう一大事があったわけじゃない。
S:結果的には特になにもなかったも同然ね。
I:でもさ、『月曜から夜ふかし』でお馴染みのゆっこママの店とかすごく繁盛してるらしいわよ? あとコレステロールのタクヤさんは、ツイッターでクリスマスに若いイケメンの彼氏と南の島でダイヤの指輪はめっこして見せびらかしやがってさ……。
S:あなた、話題が微妙にずれて嫉妬の矛先になってきてるわよ。タクヤさんも災難よ。
I:ノンケメディアに出たゲイがそういうウハウハ状態なのに、あんたにはなにも恩恵がなかったの?
S:テレビ出演の影響といえば、2chのスレでアンチ活動が活発になったのと、いい感じになりそうだった男から連絡が無くなったくらいかしら……。
I:「手の届かない人になったんだな」とか思われたんじゃない?
S:あ、そういう解釈だと心の傷も深くないわ。採用! とにかく、仕事にも恋にもまったくつながらなかったわよ。番組で第二弾三弾あるかと思って台湾やサンフランシスコのパレードとか調べてたのに、それもなかったし。苦情や反響も大きかったみたいだし、TBSも「ゲイ取り上げるのメンドくせえな」みたいな感じなんじゃない? あそこもオウム以来ビクビクしっぱなしだから。
I:そのせいでTBSから朝のワイドーショーが吹っ飛んで、スキャンダル報道抜きの生活情報番組「はなまるマーケット」に変わったっていう大問題と、アンタを同列に語るんじゃないわよ! しかも、このネタ理解出来ない若い世代がたくさん読んでるサイトよ、ココは。まあ、TBSもよりによってなんでサムソン高橋を選んだのよ? とは思ったわね。あんた、問題意識とかゼロでしょ?
S:いや、いつも沖縄の基地問題とか原発とかSEALSのことばかり考えてますよ!
I:嘘つけ!
S:まあ嘘なんだけど、取材中「サムソンさん、『ホモ』という言葉はやめて『ゲイ』という言葉に統一しましょう」とか言われて「メンドくせえな」とか思ったりしたのは確かね。
I:なんでかしらね?

同性婚に対しての恨みと本音

I:2015年のLGBT業界の大きな話題としては、やっぱり渋谷区や世田谷区でパートナーシップ法が施行されたのが一番だと思うんだけど、これに対してはどう思ってるの?
S:あのね、以前テレビで北朝鮮のスポーツ選手団体が試合で日本に来たのを密着取材した番組を見たことがあったのね。なんかの会合で比較的豪華な食事が出たんだけど、並んだ料理に北朝鮮の選手はいっさい箸がつけられなかったの。普段ヒエとかアワとかキビとかしか口にしてない(←見解には個人差があります)から、ステーキとか慣れてなくて拒否反応が出てしまったのよ。
I:それが何の関係があるのよ?
S:私も愛情における飢餓状態に関しては、北朝鮮選手並みということよ! いつも残飯あさりばかりしてるから、アワビとか神戸牛のステーキとか想像つかないの! 同性婚とかパートナーシップ法とか「今晩、フレンチにする? イタリアンにする? それとも和食?」とかいう人のゴチソウなの! そうでなくても、貧しくても愛情こもった手料理を毎日食べてる人とか。私みたいに『食事=飢えないため』という人間には、同性婚とかパートナーシップ法とか聞いても「え? それって、食べられるの?」としか思えないのよ! まさしく絵に描いた餅なの!
I:説得力あるわね。
S:ただ、私が渋谷区に住んでたら、あの宝塚出身の、誰が見ても不快感が少ないビアンカップルを差し置いて、そこらの歯の抜けた汚いおっさんつかまえて区役所に同性カップル第一号として駆け込んでたわね。
I:あんた、記念すべき日に泥を塗るようなテロを起こすんじゃないわよ。そもそも同性カップル第一号がそんな汚いおっさん二人だったら、マスコミみんな帰ってるから。残ってるのは赤旗と週刊金曜日くらいよ。
S:それこそ私の本望よ! 今のLGBT運動に足りないのはそういった小林多喜二的レジスタンス精神なの! 現代の蟹工船を出現させてやるわ!
I:LGBT運動をわざわざ大正デモクラシーに逆戻りさせてんじゃねえよ! あのビアンカップルはちゃんと同性婚を……ほかに言葉が見つかんないんだけど……ビジネスとして成立させようとしようとしてんでしょ。
S:金儲け?
I:人聞き悪いだろ! そうじゃなくて、世間に認知させたり法とか整備させるには、系統だててシステムをしっかり作り上げないといけないじゃない。そういう難しいことをやろうとしている、てことよ。
S:グッドデザイン賞の一件も「ビジネスの失敗」と考えるとわかりやすいわね。
I:あまり突っ込まないであげなさいよ。
S:そこらへんはわかってて、私の知らないとこで頑張ってほしいとは思ってんだけど、個人的には自分が面白いか面白くないかだけで物事決めたいから、週刊金曜日に浮浪者っぽい汚いおっさんが歯の抜けた笑顔で取り上げられたほうが面白いかな、ていう。
I:あんた基本的にパートナーシップ法や同性婚には反対なの?
S:これは昔から言ってるけど、同性婚したりパートナーシップ宣言したりする個人は単純に嫉妬で憎くて叩いてるけど、システム自体はぜんぜん賛成なのよ。ホモってわりと早死にするじゃない?
I:まあそうだけど、なによ急に。
S:ノンケでも妻帯者と独身者で寿命がだいぶ違うらしいから単純にそういう問題だと思うのね。人には家族が必要なんじゃないかと。システムに不備はあるだろうけど、同性婚はとりあえず成立させたほうがいいんじゃないかと。私はもう早死にの孤独死しそうな人生しか残されてないけど、愛する人がいるほかのホモには家族に囲まれて豊かに長生きしてもらいたい、とそのくらいのことは思ってるのよ。
I:あんたらしくない発言ね。
S:まあ、最終的には嫉妬で憎くて叩くんだけどね。だから、同性婚に関してはマーガレット様あたりにうかがったほうが面白いわよ。彼女、同性婚には反対の立場だから。
I:そうなの? なんで?
S:今の婚姻制度をそのまま同性同士に持ち込んでも不備が多すぎる、みたいなことらしいわよ。まあ、永続的な関係が抱けない嫉妬もあるんじゃないかと思うけど……

以上、2015年のLGBT業界を振り返りました(←本当か?)。後編では2016年のLGBT業界の展望を語ります↓

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