LGBTも注意!五月病ならぬ”六月病”を予防する3つのポイント

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本当は怖い!5月病ならぬ”6月病”

「五月病」という言葉を聞いた事がある方は多いと思いますが、実は「六月病」という言葉もあるのをご存知でしょうか。

新年度で就職や転職、入学や引越しなどで環境が大きく変わった人が、いろいろな事を任されるようになったり問題点が見えてきて不安になったりと、負荷がかかり心身に不調をきたす状態を五月病ならぬ六月病といいます。

どちらも正式な病名ではないのですが、「疲れが取れない」「何だかやる気が出ない」など「五月病」として様々な不調が出てきて、それをうまく切り替えられないまま悪化し、梅雨の鬱陶しい季節まで長引くと「六月病」となってしまうのです。

新しい環境になって人間関係を一から構築すると神経を使いますし、まして自身のセクシュアリティを隠しながらだとさらにストレスを抱え込みやすくなり、ふとした事で心と体のバランスを崩してしまいがちなのではないでしょうか。

本来ならセクシュアリティに理解のある職場環境である事が望ましいのですが、まだそうしたものが整っていないのが現実です。せめて自分のコンディションの変化を早めに感じ、下がった気持ちをうまく回復できる術を知っておきたいものです。

そんな中で調子を整えるポイントを3つあげてみました。心に留めておき実践してみてはいかがでしょうか。

1.オンとオフをうまく切り替える

仕事などで緊張状態が続くと交感神経が優位になりすぎてしまいます。やりがいのある仕事だとつい気持ちが高揚し、疲れにも気付きにくくなります。

また最近は自宅で作業をしている人も増えたり、スマートフォンやパソコンなどでこまめに連絡をとれる環境なので、家に帰ってからも仕事を引きずる状態に陥りがちです。時間を決めて仕事を切り上げるようにしたり、休みの日は連絡を控えるようにするなど、オンとオフのしっかりとした線引きが大切です。

また、心理学者ハワード・カミンスキーは、気分が落ち込んだ時の対策として「これさえあれば」というものを用意しておくという方法をすすめています。「好きなアイドルのDVDを見る」「夜空をぼんやり眺める」「掃除をする」など、何か自分の気持ちがすっきりするものがあると思います。そうしたものをあらかじめ見つけておき、少し気持ちが落ちた時にすぐにその方法を使って気分転換するのがポイントです。リフレッシュしようとたくさんお酒を飲む、遠出の旅行をするなどは疲労に繋がるので気をつけましょう。

2.生活リズムを規則正しくする

気分転換をする事を心がけても、それで夜更かしなどをして生活リズムが乱れては本末転倒です。できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。平日の疲労を土日に多く寝て取ろうと思っても、長時間の同じ姿勢で筋肉が硬くなって疲れを感じたり、脳の血管が拡張して神経を刺激し頭痛になったりと良くありません。夜はなるべく早めに寝て、7時間くらい睡眠を取るのが理想です。また、寝床に入ってからスマートフォンやタブレットなどを使用すると、睡眠の質が下がるので控えましょう。

3.適度な運動を心がける

適度な運動は健康な肉体を作るのは勿論ですが、セロトニンが増えて心の疲れを取る作用もあります。運動があまり得意ではない方は、ウォーキングなどの軽い運動でもセロトニンが増加します。体を動かす事は筋肉量が増えたり血流が良くなったりしますし、心地良い睡眠にも繋がります。大切なのはやりすぎない事です。自分が楽しみながら無理をせず、少しの時間でも長く続けるのが大切です。

太陽光を浴びるだけでもセロトニンが増えるので屋外での運動が良いのですが、梅雨の時季のように天気が悪い場合は、家でラジオ体操やストレッチなどをするだけでもリフレッシュできます。また室内でできる運動でも、踏み台昇降やダンスなどリズムを刻めるような運動はセロトニンの分泌を高めます。

室内だと近隣の迷惑になるかもしれない、足腰を痛めているから難しい。そんな方はガムを20分ほど噛むだけでも脳内のセロトニンの値が高くなるので、まずは手軽にそこから始めてみるのも良いかもしれません。

疲れてきたら早めに上の3つを実践してリフレッシュするのが一番ですが、環境の変化がストレスになり社会的機能が著しく害されてしまう「適応障害」の可能性もあります。夜眠れず朝起きられない、最近イライラする事が多いなど、不調が2週間以上続く場合は早めにお医者さんに相談しましょう!

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