女をやめられなくなる “Lの世界”の魅力

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 “Lの世界” とは?

「ビアンのバイブル」とも呼ばれ、アメリカにて2004年から2009年までシーズン1からシーズン6までのロングランヒットを遂げた「Lの世界」(原題:the L word)。監督は自身もレズビアンであるアイリーン・チェイケン。ビアンならではの恋愛や、LGBTの抱える問題などをリアルに取り上げた作品です。
ついつい見入ってしまうこのドラマ。そのリアルさは当事者によってこのドラマが作られていることが由来となっています。先ほど挙げた監督はもちろん、このドラマの脚本家10人中9人がレズビアン。ストーリーもロサンゼルスのコミュニティでの実話をもとにしており、リアルさに磨きをかけています。

全シーズンを通して、カミングアウト、同性婚、養子縁組、性転換、乳がんなどのテーマを扱っているのもポイント!ビアンの方にこそ見て欲しい、同じビアンとして共感できたり、ためになることが盛りだくさんのドラマです。

物語のあらすじ~Lはここから始まった~

アメリカ、LAにあるカフェ「プラネット」はビアンの溜まり場。毎朝同じ顔が集まり、互いに近況を報告し合う。

美術館のディレクターを務めるベットは、7年来の恋人ティナとの子供を作るため、精子提供してくれるドナーを探す日々。雑誌編集者のアリスは新しい記事のテーマとしてビアンの繋がりについて調べていた。美容師のシェーンは女の子からの電話が鳴りっぱなし。テニス選手のデイナはビアンであることを一人ひた隠しにしていた。

そんなある日、ジェニファー・シェクターは作家になる夢を持って恋人の住むLAにやってきた。ストレートだった彼女だが、ベットの主催するパーティーでプラネットのオーナー、マリーナに出会い心が揺れ動く・・・

女をやめられなくなる!

誰かと誰かがくっついたり離れたり、忙しいです(笑)。また元カノが友達同士なんて、本当にリアルなビアンの世界が描かれていると思います。

友達だと思っていたけど愛してしまったり。
信じていたものに裏切られたり。
喋って、笑って、愛して、息して。
ケンカして、セックスして、泣いて、飲んで。
バイクに乗って、勝って、負けて、騙して。
キスして、考えて、夢見る・・・。

女は確かに厄介。けれど女をやめられない、そう思いました。
狭い世界ゆえに、絆が強くなる。彼女たちの絆の深さに元気付けられるドラマです。
登場人物のファッションやヘアスタイルも素敵です。真似したい!プラネットで出てくるご飯もおいしそう!
色んな視点から何度も楽しめると思います。

シーズン1から5まではくっついたり離れたりの恋愛いざこざが続いているのですが、最終章のシーズン6はちょっとミステリーテイスト。大どんでん返しが待っているのでお楽しみに♪

img via:
http://lword.j-blocks.com/episodes/s4.htm

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