「Xジェンダーとか思い過ごしだろ(笑)」にはこう返せ

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Xジェンダーというセクシュアリティ

皆さんは「Xジェンダー」という言葉をご存知でしょうか?「Xジェンダー」とは、男性にも女性にも性別を限定しないという性自認です。
セクシャルマイノリティの一つでありながら、XジェンダーについてはWikipediaの「LGBT」のページにも記述がありません。強いて挙げるならば「性自認を示すセクシュアリティである」という理由で、無理やり「T(トランスジェンダー)」に入れることもできます。しかしXジェンダーの人々には、自らを無性だと捉える人、日によって異なる性別だと捉える人など様々に存在します。

現在の日本において、Xジェンダーという言葉の知名度はLGBTより格段に少ないです。私が知っている中でも、メディアで取り上げられた例はNHKのハートネットTV(2015年3月26日放送)のみ。
こうした知名度の低さからか、筆者も時々「男っぽい女性とか、女らしい男性とかは、個性でしょう?誰かが作った用語を当てはめてるだけで、思い過ごしじゃないの?どうして、Xジェンダーだと位置づける必要があるの?人生の悩みから、現実逃避しているとか?」という質問を受けることがあります。こうした質問を投げかけてくる人の中には他のセクシャルマイノリティの方もいました。どこも状況はにたようなものらしく、私が以前Xジェンダーのオフ会でこのことについて発言したら、数名の参加者が「同じこと言われるよ」と話しかけてくれました。

「思い過ごしじゃないの?」と聞かれたら

では、実際に「思い過ごしじゃないの?」と聞かれた時にはどう対応すればいいのでしょうか?ここでは筆者が実践している3つの考え方をご紹介したいと思います。

1.押し付けていないか考える

あなた自身が、現実生活においてマナー違反をしていないでしょうか? 例えば「セクシュアリティに気づいた!やったー!どんどんカミングアウトをしよう!」と思い、セクシュアリティの話が苦手な相手にまで、押しかけて聞かせているだとか・・・(筆者は、こういうところがあります)

2.相手の状況を考える

一度質問として投げかけてきただけでなく、繰り返してくるようならば、相手が何か個人的に辛い時期だったり問題があるのかもしれません。相手があまりにもあなたに暴言を吐くのならば、それは単なる相手のマナー違反。誰かの人間性の否定をする権利は、誰にもありませんよね。

3.自分について振り返る

他にも考えられることとしてあなたの伝え方や態度がいまいち整理されていなかった、という場合も。ちょっと人間関係をセーブして、じぶん1人で何かに取り組む時間を作りましょう。Xジェンダーである、そうでない、というよりも来年の今頃どんな暮らしをしたいか?といった未来図を考えてみるのも良い手がかりになるでしょう。筆者の場合は、「肩書きをいっぱい持ってお金持ちっぽい暮らしがしたい。見目麗しく、いろんなセクシュアリティの人からモテモテで、文句のつけようがない人生を送る。すごいキレイな自然になるべく通い、死ぬ直前まで健康に過ごす」といった大枚なものから始まりましたが、何をしているときが一番自分らしいか、他人の目を気に過ぎていないかなど、とことん自分と向き合った結果、「自宅に1人で引きこもり、漫画を読んで映画を見まくることに、人生の時間をなるべく当てたい」という思いに行き着きました。そう振り切れたことで、他人からの評価を気にせず自分は自分だと思えるようになり、Xジェンダーである自分も受け入れられるようになりました。

関心があるから聞いている

「Xジェンダーなんて、思い過ごしじゃないの?」という質問自体は、そう重要じゃないんです。多くの人にXジェンダーの基礎知識がない、というのが主な原因なのではないでしょうか。たいていの方は、意地悪をしたいわけではなく、知らないものだからとりあえず聞いてみるのです。あなたを無視するのではなく、関心を持ち、なるべく理解しようと務めている。
「思い過ごし?」と聞かれて、その言葉に何となく不安を抱いたあなた。
いえいえ、「聞いてくれて、私に関心を持ってくれて、ありがとう」という朗らかな気持ちで大丈夫かもしれませんよ。

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3 件のコメント

  • 自分の言動を省みたり、相手の状況を察しようとしたり、そもそもの部分をもう一度考え直してみるのは確かに大事ですね。
    あとは、タイトルにある”こう返せ”への内容が明確に書かれていると良いと思いました。

    • コメントありがとうございます!「こう返せ」について、新しい記事をアップロードしますねo( _ _ )o

  • […] じわじわと、国内外で普及するようにカミングアウトしていこうと思います。日本人にXジェンダーをカミングアウトし始めた頃、「思い過ごしじゃない?」と言われがちだったのですが(参考記事:“Xジェンダー”を人に説明するには、まず○○○から話せ、「Xジェンダーとか思い過ごしだろ(笑)」にはこう返せ)。外国から来た人々のほとんどが、普通に受け入れてくれるので・・・相当ギャップでした。(「ほとんど」に当てはまらなかった1名の方は、「若いのにセクシュアリティを決めるのは早いんじゃない?」と言っていましたので、別に否定されたわけでもないです)。 […]

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