リーマンゲイです、職場ではノンケのフリをしています。
ゲイであることを、わざわざ職場で公言する必要はない。
サラリーマンでゲイのC君は、ノンケのフリをして
同僚や上司に話を合わせていくうち
徐々に自分の嘘に首をしめられるようになりました。
どうせなら俺の彼女(設定)はハイスペックに。
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![paradise12-4](http://life.letibee.com/wp-content/uploads/2015/10/paradise12-4-700x484.jpg)
最初は小さな嘘でした。
「結婚する予定はないの?」
「彼女はいないの?」
そんな職場からのサグリをかわすために
「長年付き合ってる彼女はいるんです」
と、小さな嘘をついただけだったのに…。
彼女の内容を話すたびに嘘が大きくなっていく。
彼には、年下のやさしい彼氏がいます。
最初は彼氏を彼女に置き換えて話をしていたのに
ちょっとした見栄から、
彼女のスペックを具体的に大きくあげてしまいました。
結果、同僚や上司と、話を合わせるたびに
C君の架空の彼女像は、雪だるま式に膨れ上がっていくのでした。
そんな良い彼女なのに…男として最低だね。
すばらしい彼女像ができあがったところで
職場の「結婚しろ」というお節介は止まりません。
のらりくらり数年が経過すると
「30を過ぎた男がそんなに良い年上の彼女と
結婚しないなんて最低だ」
と上司にチクリと言われてしまいました。
今更ゲイだなんてカミングアウトできない。
ノンケのフリをしても
独身であることは隠し通せない。
彼女がいると言えば
結婚しろと言われる。
まったくこの世は生きづらい…
C君の苦悩は続きます…。