セックステープを公開されたゲイの教師が仕事を失う
教師を努めていたゲイの男性は、ほかの男性とセックスをしているときの動画をハッカーによって学校のホームページに投稿されてしまった。それにより、彼は職を失うことになってしまったという。
知らせをうけた直後
ブライアン・コーディ・ブレイ(Brian Cody Bray)さんは29歳で、米国中南部に位置するアーカンソー州のモーメル・チャーター高校で教師として勤務していた。
しかし、何者かによって彼の男性パートナーとセックスしている時の動画が盗まれ、高校のホームページに投稿された。生徒もこの動画を見ていたこともあり、彼は教師をクビにされてしまったという。
ブレイさんはWashington Bladeに対し、知らせを受けた際の様子について
「(同僚からの)電話を受けてすぐ、僕はトイレに行って吐いてしまった。」
と話している。
そして彼は何が起きたのかを理解すると、仕事はどうなるのか、さらにこれからの人生はどうなってしまうのかという不安がこみ上げてきたという。
「クビにならざるを得なかった。」
ブレイさんは生徒たちにはゲイであることを話していなかったが、同僚などには彼がゲイであることをオープンにしていたようである。
問題となっている動画はオンライン ストレージサービスのDropboxに保存されており、そこにハッカーがアクセスした。また、ハッカーは高校のホームページに動画を投稿しただけでなく、フォルダ名も“プライベート”から“ホモ教師ブレイ”に変更されていたという。
9月28日にその動画が高校のホームページに投稿されると、同じ日に“ジョナサン”と名乗る人物から、ブレイさんが「ホモ」で、その動画を見るように促すテキストメッセージが生徒に対し送られ始めていたという。ハッキングしたブレイさんのコンピューターから生徒たちの連絡先を盗み出し、メッセージを送ったのではないかと彼は考えている。
学区の会長や学校長との面談の際、彼は自分のパスワードとコンピュータがハッキングされたことを説明したが、動画が投稿されてから10日後の10月8日、ブレイさんは仕事を失い、また退職金が支払われることもなかった。
「僕は生徒に対しての影響力を全て失っていたから、当時は解雇されざるを得なかった。」
と彼は話した。