インド、ゲイだといじめられた少年が自分の体に火を点け自殺未遂

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ゲイのためいじめられた少年が自殺未遂

インドで、ゲイであることをからかわれた10代の男子生徒が自殺しようと自分の体に火をつけた。彼は学校でトップの成績を取るほど成績優秀な生徒だったという。

男子生徒の自殺未遂

1月3日、成績優秀な15歳の男子生徒が、自分の体に火を点けるなどして、自殺を図った。

結果的には未遂に終わったが、彼が自殺を試みていたのは疑いようがなかった。今回の事件の直前の2日間は、彼はずっと自室にこもっていた。そして灯油を浴び、自分の体に火をつけると、彼は痛みに叫び、炎に飲み込まれながら走り回っていたという。

インド北部の都市アグラに住む彼の家族やその近所の人は、すぐに火を消そうと彼に水をかけ、ブランケットで彼を包み込もうとした。その後彼は病院へ運ばれ、彼の足や胸の40%程にやけどをおっていたことが明らかになった。

ゲイだといじめられたことが原因か

「彼はきちんと話すことができません。医者は危機は脱したと言っていますが、私は彼が私に話しかけるまでは信じられません。」

男子生徒の父親はインディアタイムズにそう話した。

父親はまた、男子生徒がほかの友人男性と性行為をしているのを目撃されたあと、彼はこのような極端な行動に出たと説明した。

「噂は広がり、彼をからかったり攻撃したりするものもいた。」

インド議会における同性愛

インドでは、同性愛は刑法第377条で禁止されている。それに対し、同性愛を刑罰の対象から外す運動への支持を集めるための署名活動が、シャシ・タルール議員によって始められた。

活動家はこれまでも第377条の改正に向け戦ってきたが、植民地時代に作られた半同性愛法は、2013年の最高裁判所からの合憲判決を受け、同性愛行為は禁止されたままになっている。

しかし、半同性愛法の廃止を求める議案は、先月インド議会において大差で否決されてしまった。シャシ・タルール議員は、ほかの議員を説得することができず、署名活動を通じて直接市民からの支持を集めようと試みている。

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