同性のパートナーを持つアラン・カミング
スコットランド出身の俳優で、ドラマ「グッドワイフ」や映画「X-MEN2」などの作品で知られるアラン・カミング。彼はまた、映画監督や執筆家としての一面も持っている。
バイセクシャルであるというカミングアウト
カミングは1985年に女優のヒラリー・リオン(Hilary Lyon)と結婚した。しかし、8年間の結婚生活の末、1993年に離婚。彼はバイセクシャルであることをオープンにしており、2007年にはグラフィック・アーティストのグラント・シェーファー(Grant Shaffer)と同性同士で挙式したことで話題を呼んだ。
また、ゲイカップルが育児放棄されたダウン症の少年と一緒に暮らすために戦う様子を描いた、映画「チョコレートドーナツ」では、カミングが主演を務め、全米の映画祭で絶賛される感動作となっていた。
カミングの自伝について
カミングはIndependentでのインタビューで、彼の自伝を書き上げる中での自身のセクシャリティ取り上げ方について語っている。自伝の中では、彼が男性と結婚する前に女性と結婚していたという事実には触れられていないのだ。
彼はこれについて、
「この本について、『最初は女性と結婚していて、その後、男性と結婚したということを彼は書いていない』と述べる人もいた。
しかし、それはこの本が伝えようとしている内容ではない。これはバイセクシャルである私についての話ではないのだ。」
と話したという。
「セクシャリティを話すことにうんざり」
そして、彼は自分のセクシャリティを人に話すことにうんざりしているという本音を吐露した。
「私は何もかもに、少しだけうんざりしている。もし私がストレートだったら、自分がストレートであるということについて述べなくてもよかっただろうに。だから、私はそこにダブルスタンダードのようなものを少し感じるんだ。
バイセクシャルってものが常に話題に上り続ける。でも私はただ、最終的に私たちの全てが、それ(バイセクシャルであること)についてあまり話題にすることなく、ただ思い通りに生きられるような世界になればいいと思うんだ。」
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