・英国を代表するゲイ雑誌“attitude”の表紙&インタビュー記事にウィリアム王子が登場すると6月15日にattitude誌が発表した。
・英王室メンバーがゲイ雑誌表紙に登場するのは初めて
・目的はいじめ根絶を訴えるため
日本ではゲイ雑誌と報じられていますが、
ポルノグラフィーの側面が強い日本のゲイ雑誌とは異なり、
”attitude”は生活、政治、エンターテインメント、健康、などの情報を中心にした
LGBTのためのライフスタイル雑誌という方が的確でしょう。
AFP通信によると、
王位継承順位2位のウィリアム王子は
アティチュード誌とのインタビューで、
自宅のケンジントン宮殿(Kensington Palace)で
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人たちと面会し、
性的指向や性自認を理由としたいじめを受け
精神衛生上の問題を抱えるようになったとの体験談を聞いたと語っている。
CNNはさらに詳しく伝えています。
Prince William will appear on the cover of a leading British gay magazine https://t.co/yad3G3Ly63 pic.twitter.com/X1FMBWz4pL
— CNN (@CNN) 2016年6月15日
表紙には笑顔のウィリアム王子の写真に添えて、
「誰も性的指向を理由に、あるいは他のどんな理由でも、
いじめられることがあってはならない」
という言葉が掲載されている。
ウィリアム王子はこれに先立ち、
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人たちを
ケンジントン宮殿に招き、いじめに遭った体験に耳を傾けていた。
この対話は同誌のマシュー・トッド発行人が進行役を務め、
参加者は自殺を図ったり、うつや薬物依存、
摂食障害に苦しんだりした体験を告白した。
その後、ウィリアム王子は表紙用の写真撮影に応じ、
「この若者たちが人生の中で耐えてきたような憎しみに、
誰もさらされることがあってはならない」
との談話を発表。
この対話の時の映像が”attitude”のサイトで公開されています。
“attitude”誌がこの件を発表する前日14日に、
ウィリアム王子はロンドンの米大使館で、
フロリダ州オーランドのゲイクラブ”PULSE”で起きた銃乱射事件の
犠牲者への追悼の意を表明しています。
このとき、ウィリアム王子自ら
” attitude”誌の表紙に登場すると語ったそうです。
ウォーカープラスの報道によると
ロンドンの米国大使館で追悼の記帳を行った
ウィリアム王子とキャサリン妃は、
米外務省でのLGBT職員とその家族を代弁するための
ゲイとレズビアンの外交協会(GLIFAA)の
クレイグ・ぺティ会長と話した際に、
自分がAttitudeに登場することを明かしたという。「僕が自分の職務内容を明かすと、
ウィリアム王子が自分はAttitude誌に登場すると言いました。
ロイヤル・カップルに会うのにとても緊張していましたが、
2人とも素晴らしい人々で、
こちらの気持ちを楽にさせてくれました。
彼らがここにきてサポートの意志を見せてくださったことは
本当に素晴らしいと思います」
とぺティ会長は話している。
1994年に創刊された”attitude”誌の表紙には、
デビッド・ベッカム
レディー・ガガ
ダニエル・ラドクリフ
アダム・ランバート
ゲイリー・バーロウ(TAKE THAT)
など有名人が登場してきました。
ウィリアム王子が登場する最新号は6月22日発売されます。