病院からHIV感染者情報が流出!被害者「最悪だ」

HIV clinic

ロンドンの医療機関から780人分の感染者情報が流出

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問題のクリニック

Gurdian によると、ロンドンにある56ディーン通りにあるクリニックが、9月1日に780人のHIV感染者の名前とメールアドレスが記載されたニュースレターを誤って配信してしまった。このニュースレターはHIVやそのほか性に関する病気に関する治療法やサポートなどに関する情報を定期的に刊行していたものだ。

“Completely Unacceptable.”「全くもって許されないことだ。」

たとえば、シンガポールではHIV感染者は家族や友人にのけ者として扱われるという現実がある。 たとえ英国がどれだけHIVに対して寛容な環境だったとしても、HIV感染者に関するプライバシーの扱いには配慮が必要だろう。それにも関わらずHIV感染者の情報が流出してしまった本件は英国の健康に関する省庁(日本でいう厚生労働省)も「Completely Unacceptable(全くもって許されないことだ)」という強い口調の声明を出している。

英国政府は「取り調べは不可欠だ。なぜなら患者たちが自分たちの健康情報がしっかり守られているという確信を持って治療を受けられるようにしなくてはいけないからだ。個人情報を安全に運用するということができないと人々に思われた場合、人々は保健サービスを利用しなくなってしまう。」

「私たち自身の健康が第一に大切であることは間違いないが、NHS(英国の保健機構)の利用者にとっては、彼らの医療情報が、最高レベルの安全性で運用されているかどうかということが最も大切なことだということなのだと、みなさんには理解して欲しい。」

どのように流出したか

問題のニュースレターだが、漏洩を起こしたクリニックが提供するオプション・E・サービス(STDテストの予約や、テスト結果の報告をEメールで行うサービス)に登録した780人の人々に誤送信された。このメールには本来、テストを受けた人の個人的な情報は一切載せていないのだが、今回はフルネームとメールアドレスが記載されていた。

option e service

オプション・E・サービスで配信されるEメール

被害者「最悪のものになる」

今回の件によって個人情報を暴露されてしまった被害者は以下のように語った。

この情報をコントロールする方法はもはやないし、もし悪い人の手に渡ればこのリストは最悪のものになるだろう。

私はロンドンに5年前に移住してから、ここのクリニックに通ってきたが、私の個人情報に関しては彼らを信じきっていた。オプション・E・サービスは安定的かつ長期間HIVとともに生きている人たちのためにあるものだ。これはより簡単に生活できるようにするためにデザインされたもので、なのであなたのテスト結果などはEメールで送信される。

この日、この年になってこんなことが起きるなんて信じられない。私はそのリストを見て、私の知っている人を何人か見つけた。私はその人たちがどのような健康状態かを知らなかった人たちばかりだ。

このクリニックで治療を受ける人の中には、今回のリストがインターネット上に出されてしまうのではないか、と強い不安を抱いている。

いまも、HIVに関しての知識はまだまだ誤解などがあるから、私は自分がHIVポジティブであることを伝える人を自分で選んでいる。家族や、友達にも言っていない人たちがいる。それなのに、いまや私の知らない人、もしくは実は日常的に会っている私の友人などが、私がHIVポジティブであることを知っているかもしれないのだ。

現在、英国政府の保健機関によって原因などが詳しく調べられている。

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画像出典:Inquiry launched after HIV clinic reveals hundreds of patients’ identities

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