ロシアの政治家たちが議論「トラとヤギのありえない友情は同性愛を促進する?」

tiger and goat

トラとヤギの友情は「同性愛を促進する」??

Pink Newsによると、ロシアの政治家たちがトラとヤギの間に芽生えた友情が、“非伝統的な関係性”であるとして、同性愛宣伝禁止法に違反しているかどうかを議論していたという。

仲良くなったトラとヤギ

ヤギのティムール(Timur)は、シベリアトラのキューピッド(Cupid)と一緒に飼育されていた。動物園の飼育係たちはこの時にトラが見せた反応に驚きを隠せなかったという。

当初、このヤギはトラの餌として同じ檻に入れられたはずだった。しかし、このトラはヤギを傷つけることなく、逆に仲良くなってしまったというのだ。彼らの幸せな関係がロシア国内で公開されるやいなや、インターネット上で世界中にすぐに拡散された。

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同性愛の宣伝につながる?

一方、ひとりの男性はこの心温まる話に動かされなかった。彼は、このヤギとトラが実はロシアの法律に違反しているのではないかと主張した。ロシアでは、未成年者に対して“非伝統的な性的関係”を知らしめる行為を禁止する同性愛宣伝禁止法が2013年に制定されており、それに違反している可能性があるというのだ。

ロシアの法律家アレクセイ・クレスティノフ(Alexei Krestianov)氏は、ヤギとトラの間のありえない友情についてマスコミが報道すると、ロシアの子どもたちが“非伝統的な性的関係に興味を抱き”、同性愛者になってしまう恐れがあると主張したのだ。

彼はまた、この動物たちのような“非伝統的な共同生活”は、未成年者の国民のプライベートな生活を侵害し、同性愛を積極的に押し付ける行為と同じように、同性愛者の宣伝に繋がると述べた。

事態は収束へ

今回の拡散された動画の影響力を考慮した上で、検察は調査を行っているとのことだった。しかし、まもなく検察側の介入があるだろうと予測されていた矢先、この問題は自然解決の方向へ向かった。

トラとヤギの友情に亀裂が入ってしまったのだ、当初、トラはヤギに自分の寝床を譲るなどしていたが、トラがヤギに頭突きをしたり、けがを負わせたりしてしまったことで、検察が介入するまでもなく、彼らの“友情”は終わりを迎えてしまったという。

画像出典:Pink News

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