新宿二丁目のレズビアンバーで見た、モテない女| 世にも奇妙なLの物語

新宿二丁目のビアンバーでバーテンをしてる時に出会ったお客様

レズビアンにモテたい!

ノンケ(ストレート)を落としたい!

そんな欲望がひしめく街・新宿二丁目。

二丁目のビアンバーでバイトしていた時に

私が出会ったこんなレズビアンのおはなし。

女の尻ばかり追いかけている、そこのアナタ。

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女と見るや手当たり次第。数打ちゃ当たる?

よくお客様として来店されていた、

ボーイッシュなバリタチ風の女性。

髪の毛の長いフェム系のお姉さまや

水商売風のノンケの方を引き連れて来て

カウンターで一生懸命口説いては

ことごとく撃沈。

お客様は背が低く、ぶかぶかのメンズスーツを

ムリに着て…お世辞にもオシャレとは言い難い方でした。

話題も幅が狭く、どうにも女性に相手にされないようでしたが

お客様は定期的に女性を変えて

足しげくお店に通っていたのでした。

女性らしい見た目の人が好みだけど、ボーイッシュ系も…

筆者は当時ボーイッシュでしたが

そのお客様が一人で来店された時

「君可愛いね。付き合わない?」

と、いつもの決まり文句で口説かれました。

酒呑みの話だからと

営業用トークで話をうまくそらしていたのですが

お客様は、執拗に口説いてくるのでした。

要するに誰でもいい

店員として2丁目で勤務していると、「客対店員」という立ち場が

わからなくなるのか

個人的に誘われることが非常に多かったです。

これがノンケの世界なら…

ホステスさんやホストを誘う場合、同伴出勤やアフターなど

遊び方やマナーを(心の中できちんと)弁えるはずなのに…。

同性愛者同士、2丁目だからという甘えなのか

友達になろう系はもちろん

このバリタチ風のお客様のような

付き合いましょう系は

驚きの多さ。

お客さん、私は女なら誰でも良いワケじゃありません。

多くの同性愛者が偏見の目にさらされる

「女なら誰でもいい」

「男なら誰でもOK」

という誤解。

ほとんどの同性愛者がそうではないのだけれど、

「誰専」と呼ばれる人達は

盛り場にごく少数出没しました。

その「モテたい」が逆効果

誰でもいいから、モテたい

とりあえず彼女がほしい…

浅はかな考えは、すぐに見破られてしまいます。

誰でもいい、という人も

口説く場所をこまめに変えるなり

TPOをわきまえたいものですね。

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