台湾ゲイに人気!観光客の知らない宜蘭・礁溪の森林風呂って?

jiaoxi forest hotspring entrance

宜蘭・礁溪で発見!台湾北部の人気大浴場です!

12月も終わりに近づき、冬の気配が漂い始めた台北。肌寒くなってくると恋しくなるのはやっぱり…「温泉」ですよね!

今回は台北からちょっと足を伸ばしてお隣の県・宜蘭へ。日本人には馴染みの薄い場所ですが、実はココに「台湾ゲイに人気」の大浴場があるのです!

それって一体どんなところ?宜蘭・礁溪の温泉街から「ウワサの温泉」をレポートします!

宜蘭・礁溪ってどんなところ?

jiaoxi hotspring area

台北市から新北市を挟んでおとなりにある宜蘭県。台湾一長い「雪山トンネル」を抜けたその先に、宜蘭きっての温泉街「礁溪」はあります。

外国からの観光客は少ないですが、実は台湾人の間では台北・北投にも負けないほどの人気温泉スポットなんです!

 

jiaoxi main street

その秘密は、温泉スポットの豊富さ。

街の至るところにある無料の足湯や、1〜2時間から利用できる「湯屋」と呼ばれる個室タイプの温泉、開放的な大きな露天風呂でゆっくりつかれる大浴場

温泉スポットがコンパクトな街じゅうに所せましと並んでおり、どこに行こうかついつい迷ってしまうほどです。

 

jiaoxi spa park feet

その時の気分や予算、プランに合わせて、日帰りでも泊まりがけでも、とにかく自由なスタイルで過ごせるのが礁溪の人気の秘密です。

礁溪へはどうやって行く?

台北から礁溪へ行く方法は2つ。

台北駅から宜蘭・花蓮方面へ向かう「台鐵(電車)」に乗れば最速で90分ほどですが、今回はより効率的な「バス」で向かう方法をご紹介します。

 

mrt technology building station

まず、MRT(捷運)「茶色の文湖線(1号線)」の「動物園」方面に向かう列車に乗って「科技大樓」駅で下車します。

台北駅から向かう場合はまず、「青色の板南線(5号線)」の「南港展覽館」方面の列車に乗って「忠孝復興」駅で乗り換えましょう。

 

kamalan bus station

科技大樓駅を出ると、道路の向かい側右手方向に「葛瑪蘭(Kamalan)客運」のバス乗り場が見えます。

カウンターで「礁溪」までのチケットを購入しましょう。

 

kamalan bus ticket

片道なら104元(=約380円)ですが、往復で購入すれば片道93元(=約340円)で利用できます。

 

kamalan bus

礁溪行きのバスが来たら、バスの前に立っている係員の方にチケットを見せて乗り込みましょう。

県境を越えるとなると遠いように感じるかもしれませんが、渋滞等なく順調に進めば、時間にして約40分ほど。

台北の人気観光スポット「九份」に行くよりも、早く到着できてしまいます。

 

jiaoxi bus terminal

礁溪バスターミナルに到着です!

電車の半分くらいの時間で行けるので、バスで向かうのがオススメですよ!

「森林風呂」は何処に?

jiaoxi spa park sign

バスで行くとさらに便利なことに、「森林風呂」がある「礁溪溫泉公園」は礁溪バスターミナルのすぐ裏側にあります!

ゲイにも人気という森林風呂へは、看板に沿って公園の奥に向かって歩いて行きましょう。

 

jiaoxi spa park public space

この開けた広場が見えてきたらもうすぐそこ!そのまま道なりに歩いていきます。

 

jiaoxi forest hotspring

前方に木造の建物が見えてきたら、ウワサの温泉「森林風呂」に到着です!

 

jiaoxi spa park foot bath 1

ちなみに、公園内には休憩にぴったりのコーヒースタンドや、自由に利用出来る「足湯」もあります。完全無料でゆっくり浸かれる足湯では、皆さんついついおしゃべりに花が咲いてしまっている様子。

「のんびりとリラックスして過ごせる。」

これが礁溪一番の魅力でしょう。

いざ「森林風呂」へ!

早速、カウンターで料金を払っちゃいましょう!

 

jiaoxi forest hotspring ticket counter

大人は「一般票」なので、一人150元。日本円にして約550円!なんと、台北一の温泉街・北投温泉の半額以下のお値段です!ハンドタオルが必要な場合は「經濟票」の250元(=約920円)、バスタオルも必要な場合は「豪華票」の350元(=約1290円)です。

森林風呂は水着を着ないで入れる「裸湯」、これも台湾の大浴場では貴重だったりします。

リーズナブルかつ、水着必要なし。

それだけでも、ゲイの間で人気というのはうなずけます。

 

jiaoxi forest hotspring outside

画像出典 : 礁溪溫泉公園 森林風呂

 

浴室内は、森林風呂というだけあって「完全露天」タイプ。

「天女湯」「雙龍湯」「風之湯」「光之湯」の4種類の温浴池と、冷水池の「中庭湯」1種類、計5種類の浴槽があり、広々として開放感バツグンです!シャワースペースはもちろん、サウナも完備しています。

緑や青空を眺めながら、時間を気にせずまったり楽しむには最適!

150元でこのクオリティー、北投温泉ではまずあり得ません!

 

jiaoxi forest hotspring entrance

今回はお昼前の早めの時間に立ち寄りましたが、お客さんの入りも上々。だいたい三〜四分の一くらいがゲイのお客さん、といったところでしょうか。

午前中は、40-50代くらいの方が多めな印象。午後以降になると若い人もかなり増えてきて、5-6人くらいの仲良しグループでワイワイ入ってくる事もちらほら。ゲイに人気というウワサはホントのようです。

ただし、値段から考えて「割り切らなければいけない部分」があることも事実。

設備自体は文句なしに豪華なのですが、メンテナンスや清掃が十分に行き届いていないところも少なからずあります。壊れていて使えないシャワーがあったり、循環系統が悪いのか、お湯が若干汚れてしまっている浴槽があったり。お湯がちゃんと流れている浴槽を選んで、浸かるようにしたほうがいいでしょう。

「碳酸氫鈉泉」と書かれているので温泉は温泉なのでしょうが、お湯の質もあまり期待はしない方が良いかと。「露天で入れる銭湯」くらいのイメージをしておけば、しっくりくるかもしれません。

とは言え、それらマイナス面を差し引いたとしても、台湾北部の大浴場ならコスパは間違いなく最高レベル!

リーズナブルに温泉を楽しむなら「森林風呂」、かなりオススメです!

年末年始の台湾旅行はぜひ「ウワサの温泉」へGO!

jiaoxi spa park foot bath 2

今日は宜蘭・礁溪溫泉公園内の「森林風呂」よりお送りしました!

台北からバスで約40分とアクセスも便利!観光客もほとんどいないので、台北・北投温泉とはまた違った「ローカル度満点」の温泉スポットです。

年末年始を台湾で過ごすという方は、少し足を伸ばして宜蘭・礁溪で温泉旅行はいかがですか?

 

森林風呂(礁溪溫泉公園内)
Address : 宜蘭縣礁溪鄉公園路16號
TEL : +886-3-987-6416
Email : spa.park.tw@gmail.com
Web : http://www.spa-park.tw/
Facebook : https://www.facebook.com/spa.park

 

最後に、ゲイに人気ではありますが、子供からお年寄りまで利用する「健全な公共の場」であることは、くれぐれもお忘れなきよう。公共マナーは守った上で楽しみましょう!

※記事中の価格表記は1台湾ドル=3.7円で計算しています。(2015年12月現在)

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jiaoxi forest hotspring entrance

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ABOUTこの記事をかいた人

1987年香川県生まれ。旅で訪れた台湾に恋して、2012年に来台。2013年には念願の海外社会人デビューを果たし、現在台北にて広告関連のデザイナーとして奔走中。台湾でのLGBTな日々をつづるブログ『にじいろ台湾』を書いています。