同性カップルは子育てに費やす時間が長いことが明らかに

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同性カップルは異性カップルよりも子どものために使う時間が長いことが判明

ある調査では、同性カップルのほうが子供と過ごす時間が長いことがわかった。この調査は、同性カップルの子育てへの偏見に対抗するために始められていた。

子どもとの時間が最も長いのは女性同士のカップル

この調査において、子どもを中心とした活動に費やす時間が最も長かったのは、女性同士のカップルで、平均で約40%の時間を充てていると発表された。これは、異性カップルの母親が子どもに対して費やすのと同じくらいの時間を、2人の母親が同時に子どもに対して費やしているからだと考えられる。

更に男性同士のカップルも、異性カップルの母親とほぼ同程度の時間を子どものために使っていることが分かった。これは異性カップルの父親が費やす時間の2倍である。

異性カップルの女性は平均で1日100分を子ども中心の活動に費やしている。一方で異性カップルの男性の平均は50分である。

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今回の研究では、本を読んであげること、一緒に遊ぶこと、宿題を手伝うこと、お風呂の時間、病院の予約などが調査対象の項目となっていた。一方で子どもが近くにいる時にテレビを見たり、家事をしたりするなどの受け身的な活動は対象に含まれていなかった。

同性カップルが子どもを持つ際の後ろ盾に

この研究を行った、テキサス大学のケイト・プリケット氏は以下のように述べる。

「私たちの発見により、同性カップルの子育ては少なくとも異性カップルと同程度に、もしかしたら異性カップルのよりも素晴らしいという主張の後ろ盾となるでしょう。」

「私たちの研究は、同性カップルに育てられる子どもたちが、その両親からよりたくさんの時間を子育てに充ててもらえることを示しており、その時間は異性カップルの1日2.5時間に対して3.5時間になります。」

同性カップルと子育て

また、彼女は今回のこのような結果が得られた理由が、調査対象となる同性カップルの家族を選択する過程にあるかもしれないと指摘している。

「まず、(被験者の)選択が大きな役割を果たしている可能性があります。…つまり、同性カップルの家族が形成されるときに、すでに子どもがいる人と交際したり、人工授精や代理母出産、または養子をとったりするなど、子どもを育てることにとても強い願望を持っているのです。」

さらに、LGBTの養子・里親制度をサポートする組織、New Family Socialの最高経営責任者であるトル・ドカティ氏は以下のように話している。

「養子をとっているすべての両親にとって、子どもに愛情を注ぐことに時間を費やすのは大切です。…世間における自分の位置を理解する必要のある子どもたちを救えるようにうまく位置づけることで、自信や自尊心を育てることはLGBTの人たちが楽しんで生きるためのスキルです。」

同性カップルが子どもをもつことに関しては日本国内でも賛否両論あるようだが、今回のようなデータも踏まえ、あなたはどう考えるだろうか。

画像出典:Pink News

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