オバマ大統領「若い世代でLGBTへの考え方が大きく変わってきたことに希望を感じる」

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「若者の考えが変わってきたことが希望をあたえてくれた」

GAY STAR NEWSによると、米国のバラク・オバマ大統領は、レズビアンであることを公表している米国の有名なYouTuberと、平等についての対談をおこなったという。その中でオバマ大統領は、LGBTの人たちに対する若年層の考え方が変わってきているおかけで、希望を持つことができたと語った。

ここ5年10年の間で大きな進歩があった

オバマ大統領は、若い世代にも声を届けるために年に一度行っている“YouTubeインタビュー”において、米国で大人気のYouTuberイングリッド・ニールセン(Ingrid Nilsen)と対談し、平等についての彼自身の考え方を話した。

「若い人たちがいじめられずに生きていけると確信するためには、私たちすべての協力して取り組んでいく姿勢が必要だ。

私たちはまだそれを達成できていない。しかし、その一方で、私はこの5年、あるいは10年にわたって、私たちが成し遂げてきた素晴らしい進歩があったと、君たちに伝えることができる。これはカミングアウトをし、私という人間はここにいると伝えてきた勇気を持った人たちすべての結果なんだ。20年30年前には、カミングアウトすることは本当に大変なことだった。」

若い世代の考え方の変化

オバマ大統領は、自身の2人の娘である17歳のマリアと14歳のサーシャの考え方が変化してきていると感じているという。2015年6月にレズビアンであることをカミングアウトしたニールセンに対し、オバマ大統領は以下のように話した。

「私に強い希望を与えてくれているのは、私がマリアやサーシャと話している時に、若い世代の若い人たちの考え方が大きく変わってきていることを感じたということだ。」

「性的指向を理由として他人を差別するということについての考え方が、若い世代の中で、若い世代の共和主義者、民主主義者含め、大きく変化している。」

「これは、私たちが油断せず、働きかけを続けていく限り、正しい方向へと向かっていくはずだ。」

アラバマ州のニュースについて

ニールセンはまた、アラバマ州の主席判事が同性カップルへの結婚許可証の停止を命じたという今月初めのニュースを取り上げ、オバマ大統領に対し米国の同性婚の未来について尋ねた。オバマ大統領はこの質問に対して以下のように答えている。

「アラバマ州の判事が同性婚に反対しているという事実は、この判事による一時的な意思表示に過ぎない。この判断はすぐに覆されるだろう。これは優越条項に違反している。憲法で認められたことには、全ての人が従う必要があり、州判事であっても逆らうことはできない。」

2017年1月に任期終了を迎えるオバマ大統領だが、自身の後継候補については特に言及しなかった。民主党から立候補しているヒラリー・クリントン氏とバーニー・サンダース氏はともにLGBTのサポートを継続させていくことを約束している。

画像出典:Frederic Legrand – COMEO / Shutterstock.com

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