２０年前の過ちを振り返り、男性があるゲイカップルに宛てた謝罪の手紙を書く
ある男性は1993年のまだ若かった頃、あるゲイカップルを他の人の前で罵った。しかしそれから20年たち、彼は1993年当時の若いカップルに対して謝罪の手紙を書いたという。その手紙はCraiglist.orgでシェアされている。
20年越しの謝罪の手紙
ある男性は―彼は当時の自分のことを１７歳で偏狭な考えを持っていたと言っている―手紙の中でまず、ゲイカップルのことを自分より格下の市民とみなしたことに対し、「本当に、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪している。彼は謝罪の手紙の中で、そのカップルをテーマパークの入口の近くに「くつろいでいて、幸せそう」だった、「軽くキスをしていた」と描写した。
「20年以上の間、恥ずかしさを抱えてきたのは僕の方でした。」
そして手紙は、彼がカップルに対してどのように罵ったかなどの内容に入る。彼は同性愛は「間違っていて、罪である」と教えられていたために、このような行動をとったという。しかし彼は、後に20年にわたって自分自身のこの行動を恥じて生きていることに気づいたのだ。
「僕はあなたたちの反応を覚えていないし、あなたたちが僕の言葉を聞いていたのかどうかもわかりません。僕たちのグループが離れて歩いていくにつれて、僕はじわじわと恥ずかしさを感じてきました。周りから見れば、恥ずかしさを感じるのはあなたたちであるかのように僕は罵っていたのに、20年以上の間、恥ずかしさを抱えてきたのは僕の方でした。」
「自分の行動を謝罪するために、今日、この手紙を書いています。」
男性の心境の変化
彼はこのカップルとの出来事があった直後、大学に入学したことで彼の「世界全体が変わった」という。
「新しい人々や新しい考え方に会うにつれて、僕が思っていた同性愛は罪であるという偏見や信念は簡単に覆されました。」
「現在、僕は若い世代に力を与えたり、応援したりしています。20年経った今でも、僕は自分の立場を思い出させるものとして、当時の恥ずかしさを忘れないようにして生きています。僕は自分のことをアライだと思っていて、自分が支援することでかつての過ちが少しでも償われれば良いと考えています。」
彼は手紙の最後に、1993年のあのカップルが当時のように愛し合っていることを望みながらも、「あなたたちがどこにいようと、2人それぞれが愛する人と寄り添い、素敵な人生を送っていることを願っています。」という言葉とともにこの手紙を結んだ。
画像出典：Pink News
