反LGBTの過激派キリスト教団体に「偏狭な考え」と批判したBBCラジオ司会者が辞職

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BBCラジオの人気司会者が辞職

BBCのラジオ番組の司会者がLGBTに反対する過激なキリスト教団体を「偏狭な考えを持つ人たち」と呼んだことに対して、BBCは謝罪を余儀なくされた。その後彼は番組を去ることになったという。

過激派キリスト教団体

BBCの朝のローカルラジオ番組で先週、イアン・リー(Ian Lee)が英国の過激なキリスト教団体 Christian Concernにインタビューした際に問題の出来事は起こった。

Christian ConcernはLGBTの権利に強く反対しており、その内容は同性カップルの子育てからいじめに反対する運動、そして世界的な同性愛の非犯罪化への反対などにも及ぶ。インタビューでは Christian Concernの活動家であり、キリスト教の法的組織であるChristian Legal Centreにも所属するリビー・パウエル(Libby Powell)に対して行われた。

インタビューでのやりとり

インタビューの中で、 リビー・パウエルが同性愛は罪であると言い張ったため、リーは「偏狭な考えを支持するのですか?」と質問した。

これに対し、パウエルは同性愛が罪であると表現することは偏見ではなく、またそれを訴えることは同性愛嫌悪でも偏狭な行為でもないと主張した。それでもリーは「同性愛を嫌悪するというのは偏見です。それを支持するのですか?」と質問を繰り返した。

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さらにインタビューの後半では、LGBTに反対する教会の教えにそってパウエルが彼女の考え方を正当化した際にも、リーは「あなたは(自分の考えについて)疑問に思うのをやめました。なぜならあなたが偏見を持っているからです。」と発言したという

BBCの謝罪

Christian Concernがインタビューに対しての不満の声を集めると、BBCは、インタビューに「不適切な点があった」と謝罪した。

Christian Concern

また、これをもってラジオ番組の人気プレゼンターだったリーは番組を辞めることとなり、今後戻ることもないという。BBCは以下のように発表した。

「イアン・リーはこのラジオ局の番組でプレゼンターを務めることはもうありませんが、この場を借りて彼に彼に感謝の意を表し、そして彼がこれからうまくいくことを願っています。」

一方で、今回のリーの行動を「よく言った」などと賞賛する声もあり、彼を番組に戻すよう求めるオンラインの署名活動も既に始められている。

画像出典:Pink News

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