スターダストプロモーション所属、日本唯一のFTMアイドルSECRET GUYZをご存知ですか? 5月18日にリリースした新曲「私のカレーは世界一」が念願のオリコンウィークリーTOP10入り(2016年5月30日付 第7位)を果たし、着実にファン層を拡げています。昨年に続き東京レインボープライド2016のステージでも熱いLIVEを展開した彼ら3人と、MTFである彼らのマネージャー岡本さんに、じっくりとお話をうかがいました。FTMならではの感情について、最近激増しているゲイのファンの反応、そして新曲に秘めたLGBTだからこそのメッセージなど、他の媒体では絶対聞けないディープな話が満載のロングインタビューです。
撮影:toboji
SECRET GUYZをご存じない方のために、まずはメンバー紹介から。
★彼らのデビューからの軌跡はこちらの記事をご参照ください;。
ブレイク直前!レインボーアイドルSECRET GUYZの魅力
東京レインボープライドとFTM同士の壁
Itaru1964(以下“I”):東京レインボープライド2016、おつかれさまでした。2015はFESTAに初登場でファンの方以外は初めて見る人が多かったとおもうんです。でも2016は最初からポスターに写真が載っていてパレード帰着後のステージ、かなり印象が違ったのではないでしょうか?
シュート(以下“S”):去年と比べると笑顔で見てる人が多くて、声援も大きかったし、視線も倍以上感じました。「観られてる」って感覚が凄かったです。客席からの勢いが凄かったので「圧されて負けちゃ行けない」って思うぐらいのパフォーマンスをしなきゃって。
タイキ(以下“T”):去年は「どこぞのアイドルだよ?」って、アウェー感ハンパなかったし、なんなら「ちょっとこの子たちココにはふさわしくないんじゃない?」くらいに思われるんじゃないかって僕らも考えてたんですよ。
諭吉(以下“Y”):会場内を歩いていて、同じFTMの人から声かけてもらえる率が高くなりましたね。「SECRET GUYZのこと知ってるんだけど、声かけにくいんだよな」っていうのをチラホラ聞いていて。
T:なんかFTM同士って結構そういうのあって。MTFさん同士だと分け隔てなくおしゃべりできたりするみたいなんですけど、FTM同士ってなぜか男の縄張りプライドみたいなのを、昔持ってなかったものを作ってる感じだから、バッティングしてしまうっていうか。実際、自分たちもそうだったんですよ。「男になる」って時に同族嫌悪じゃないんですけど、ちょっと距離をおいてる時もあって。でも今はそういうのを飛び越えちゃって、もっと気軽に声かけてほしいって思っていたのが形になってきていて、嬉しいなって感じます。
I:今おっしゃったこと、すごく興味深いんですけど、同族嫌悪とか縄張りプライドって、実際にはどんな感じなんですか?
T:自分はもう男になったんだから、この人といると「元女子でしょ」ってバレてしまうじゃないかって。同じ部類のFTM同士で固まっていたら、「ああ、あそこは元女子のグループね」って言われるかもしれないってのを恐れてるのはありました。
Y:たとえばこの反対で、固まってないと自分を出せないって人もいると思うし。僕たちってどちらかといったら普通に男として生活できて、女の子に間違われることもないしってタイプなんですけど、そうじゃないタイプの人からしたら僕たちがFTMって形で表に出て行くのを喜べないってうか。僕のキャラクターでもそういう声って出てきていて、そういうので表に出られたらFTMが勘違いされてしまうというか。
T:一番女子力が高い、オネエキャラみたいな感じなんで、
Y:そうやって否定してきてる子って、自分のことも否定していることになるのになって、なんか不思議な気持ちになるんですけど。って、もうここを喋り出したらキリないっていうか(笑)
T:だから、わけわかない面白い不思議なグループだなって思われていた方が、それがもう狙いなんですけど、僕たちの。
Y:これで皆んなに注目されて、性別関係なく上にあがれたら、もっとこう自分たちが思ってる以上に考え方変わるんじゃないかなって気持ちはありますよ。
I:これは僕の感じてることなんですけど、三人はすごくパス度が高いって。
S:なんだろうね、なんかそういうのをもう通り越してるからね。
T:そうなんですよ、一時期はすごい気にしてました。パス度がないと生きて行けないってくらい気にしてた時期もあったし。
Y:でも、自分がそういうことを気にすれば気にするほど、もっと出てしまうってことに気づく時がくるんですよ。
S:髭を生やしたり、がに股で歩けば男に見えるみたいな、そういう感覚をすごい持ってたんですけど、やり過ぎると逆に目立つっていうか。
Y:僕、永遠の18歳って言ってるんですけど、32歳なんですけどね今年で(笑)18歳の時の自分は将来このキノコ頭をするなんて考えたこともなかったですよ。色々と通り越しました。
I:ノンケさんに言うのは失礼だなって思いながら言っちゃうんですけど。諭吉さんって、女子力高いっていうより、ゲイから見たオネエの感覚なんですよ。
T:ビンゴ!
Y:そうでしょ! そう伝わっていればいいんです。すごく嬉しいです。東京レインボープライド2016のオープニング・レセプションでもブルボンヌさんに「面白いね〜、キャラクター。このキャラがいいよ」みたいに言っていただけて。僕、ずーっと悩んでたんです、このキャラクターを出すかどうか。
T:特命部になってからね
S:マジで悩んでました。
Y:それまで応援してくれてきたファンの子や、FTMの子にもうボロッカスに言われ倒されて。
I:以前は全然違うキャラだったんですよね?
T:(すかさず)オジさんですね。
S:オジさんです。
T:このキャラ抜けると諭吉はいつもオジさんに行き過ぎちゃうんで
Y:なーに、もう録音してるんだから、酷いよ〜
T:大丈夫、プロなんだからいいように書いてくれるって
Y:(この人)そういうところ載せるタイプよ! 面白いと思って
ウェルカム ゲイの皆さん!
T:僕たちのお客さんの層は9割方女性なんですけど。
Y:男のお客さんが増えてくれたらいいのにねぇ、って言ってるんですけど、僕は男の人にはモテなくて……。(タイキを見て)あなたみたいに「天使〜!」って言われないのよ。
I:凄かったですよ、TRPで僕の後ろにいたゲイの若い子が、タイキ君がポーズ決めるたびに「青は天使だ、天使だ」って興奮していて。
Y:TRPに僕たちが出さしてもらってたブースにしゃべりかけに来てくださるおゲイの方もいらっしゃって、タイキに「ゲイはダメなの?」ってふった瞬間に「まだ未開拓!」って返したんですよ。
T:僕がそう返したらその方は「もう!」って言って、その直後に隣のブースの東京力車のお兄さんに声かけてました! 早いよ手が、と思って、もう、浮気者!
I:でも、その人たちも皆さんがノンケだって分かってるわけじゃないですか。元々ゲイと他のセクシャルマイノリティってなかなか相容れないところがあったんだけど、軽々と垣根を乗り越えてきているんだなあって思いました。
T:前にTVに出さしてもらった時に、ツイッターでゲイの方が僕のことを話していたって教えてもらったんです。
「オナべなんだって、イケんのかなオナべって」
「でも下無いんでしょ、イケんの?」
「ちょっと分かんない、でもイケてる私も凄いわ」
って、なんかもうよく分からない世界、素晴らしいなって。
Y:そうよ、どうにでもなんのよ、ホントに。
I:去年と比べると、ゲイの子たちがSECRET GUYZにすごく興味を持ち出しているって聞くんですよ
T:嬉しいっ、なんか面白くなりそう。ウぇルカムG!
Y:男のドスの効いた声の中に、オネエっぽい声が入ってて、あと女の子の声みたいな、この声援を一回効いてみたいなっていう
S:やっぱ女の子の声もすごいんですけど、男の人の声って別な意味で凄いなって思うんで
Y:僕らのイベント会場にFTMの子が来てくれて、いつのまにかノンケの女の子とカップルになったりしてるんですよ。
S:結構、多いですよね
Y:(そういうカップルが)握手会に来てくれたらいつも言うんですよ。
「あんたたち、別れたからって来ないとかやめてねっ」って(笑)。
今度はゲイの方も来てくれて出会いの場になってくれたらいいなと思います。
東京レインボープライド2016のセットリストの秘密
東京レインボープライド2016 SECRET GUYZセットリスト
1)私の彼は日本一(5thシングル「私のカレーは世界一」c/w)
2)スーハーマン。。(3rdシングル)
3)ハッピー♡厨毒 (4th シングル「SKY MARCH」c/w)
4)ジェンダーツイスト(5thシングル「私のカレーは世界一」c/w)
5)My Monster Lovely(2nd シングル)
I:ところで今日は絶対聞いておきたいことがあるんです。昨年秋にリリースされた「SKY MARCH」はまさにTRPのステージにピッタリなテーマの曲だと思っているのですが、今回のTRPのセットリストに入っていなかったですよね。なぜあのセットリストを組まれたのでしょうか?
T:絶対、そこを聞かれると思ってました! 僕たち自身、チャレンジでもあったんですよ。こうやって2年続けて出さしていただくってことは、少なからず僕たちを知ってるって方が、ファン以外でも来てくださるだろうと。そこでメッセージ性の強い「SKY MARCH」を唄うという選択もあったと思うんですけど、正直、あの空間であの短時間ではメッセージが伝わらないだろうと思うことがすごく多くて。だったら本当に明るく、なおかつスピーディーに、皆んなが盛り上がれる、誰しもが老若男女楽しめるポップな曲で、しかも僕たちが一番見て欲しい選曲にしたんですけど。本当は僕たち、伝えたいことはいっぱいあるんです。でも、それはこういう場でお伝えしていくことができるから、あの短時間でみんながハッピーな状況を作り出したかったんです。
S:なによりも興味をもってもらうことかな。初めて見た人もSECRET GUYZに興味を持ってもらえたら僕らの狙い通りだって。
Y:たとえばなんですけど、あの空間ですごくハッピーを感じて僕たちのことをすごく気になってしまったら、検索かけると思うんですよ。その時に、ぜひ「SKY MARCH」を聞いて欲しいっていう気持ちだったんですよね。
岡本マネージャー(以下“O”):あのステージにはメッセージを伝えられるアーティストもいて。今年のCharaさんとか、去年のKi-Yoさんとか。あの中で本当にアイドルで勝負しているのってSECRET GUYZだけだと思うんです。LGBTでアイドルやってるんだってのを一番に出したかったから、コールの大きいアイドルソングを出したかったんです。遠くで見ている人も「アイドルが今唄っているんだ」って認識できるようにしたかったんです。
I:なるほど、そういう意図があったんですね。でも、あの時点でリリース直前だった新曲「私のカレーは世界一」も唄ってないんですよね?
O:東京レインボープライドのステージは、プロモーションって意識じゃなかったんです。
T:お祭り、フェスだよね。
O:パレードから帰ってきた人に見てもらうステージのオープニングアクトっていう感覚で、スターダストプロモーションが本気でLGBTのアイドルを手がけてるっていうことだけ伝われば良かったんです。
新曲「私のカレーは世界一」に込められた想い
I:念願のオリコンウィークリーTOP10入り(7位)を果たした新曲「私のカレーは世界一」ですが、今までの曲とはまったく違う世界観が生まれたその理由をぜひ教えてください。
S:もともとテクノをやりたいという気持ちがあったんです。ロンドンとかベルリンのプライドパレードもテクノがメインだし、ゲイカルチャーと近いテクノをやりたいとずっと言ってて。
どうせテクノやるなら、より古いのをやりたいと。ちょうどトランスになる前のゴアトランスってのがあって、これインドが発祥なんですけど、サイケデリックな感じで。それをやりたいと言ったら、A&Rの方がすぐに理解して発注してくれて「UTAGE」という曲があがってきたんです。
これがすごく良い曲で、この曲で行こうとなった時に、衣装をどうするかっていう問題になったんです。
そこでインドとアラビアを混ぜたものにしたいと考えました。それはこれらの国がLGBTの存在を認めていない国だからなんです。
LGBTをテーマにしている僕らがその国をイメージさせる衣装を着て唄うことに意味があると。中東とかマレーシアとかインドとか、LGBTを認めていない国はカレーとかスパイスを多用する国でもあるんですよ。だから、「UTAGE」ではなく「私のカレーは世界一」それらの国に対するアンチテーゼだという意識はあります。
3rdシングルの「スーハーマン」は『地下から上がって来る』、
4thシングルの「SKY MARCH」は『拡げる』がテーマだったんで、
新曲は『世界中に拡げよう』がテーマだと言っていたんです。
世界中に拡げるのだったら、反対している国に対してもリーチしていかなければならない。ただ、アイドルとしてのリーチの仕方ってあるなと思ったので。歌を聴いてくれる人が、インドとかアラビアとかイメージするだけでいいと思ったんです。それとLGBT をかけるだけでいいかなって
T:この話、どこにも出してないもんね。ファンの人たちは「へぇー、カレーでTOP10入り目指すんだぁ」って思ってるはずなんです。
Y:なんでカレーか分からんけど
S:カレー大好き、みたいな感じで。
I:そういう深いテーマだったんですね。でもそれをまったく感じさせないってのも凄いですね。
O:リリースイベントでまわるショッピングモールで子供たちが聞いて好きになってくれて、でも奥底にあるそういうテーマを「あの国はLGBTに反対してるんだ」って後になって気づいてくれればいいかなって。
新曲のカップリング3曲の制作秘話
I:「私のカレーは世界一」のシングルは3形態でリリースされましたが、それぞれカップリング曲が違いますよね。まったく違ったイメージの3曲ですが、それぞれ、どのような作られ方をしたのか教えてください。
Y:「私の彼は日本一」はタイトルで分かると思うんですけど、「私のカレーは世界一」の流れで来ましたね。曲的には、ダンスもそうなんですけど、まあ、(両胸を拳でドンドンと叩き)ゴリラがいっぱい出没するっていう。「ウホッ」はゲイ用語ですしね。
O:TRPではゲイの人たちがいっぱいいる中でノンケの女の子たちが「ウホッ」「ウホッ」ってやってるのが最高に面白いと思うんですよ、あれは。よく分かってない人に浸透させるってのが今回テーマがあるんですね。
S:ちょっとショッピングモールにゴリラはヤバいですよ、結構。大量に出没しますから。
O:コール禁止ってくらい盛り上がるんで
S:毎回言うんですよ、みんなが盛り上がりすぎるから、ここでやれるのは今回が最後だからって
S:「きみと星の王子さま」はSECRET GUYZ初のバラードです。作詞をしてくださった方はFTMのこととかLGBTのことも知らなかったので。僕たちがこういう風に生活してきて、っていうのを全部話をしたうえで作っていただきました。歌詞の中にも星の王子さまが言う「見えないものこそ大事なもの」だとか、「虹」っていうワードが入っていたりとか、歌詞をじっくり聞いてもらいたいです。この曲まだ一回しか披露したことがないんですよ。ライブハウスでのイベントだけで。バラードなんで外でやると「シーン」って感じになっちゃうんで、滅多に唄わないんです。もちろん現場でも聞いてほしいんですけど、CDで聞いて欲しい曲です。
Y:この曲も一応、リード曲にかかってるんですよ。カレー、王子さま〜、みたいな。
S:せっかく良い話にまとめたのに〜。
T:「ジェンダーツイスト」はFTMの恋愛曲ですね。僕たちの実体験ではないんですけど。
Y:自分たちで感じて来たことがすごく詰まっているんじゃないかなって思います。はじめにあがってきたときは全然違う歌詞だったんです。
O:Home made 家族のKUROさんが書いてくださったんですけど、それが一般の方が考えるFTMのイメージで、おなべは男の人に負けたくないとか、僕らは男より優しいのにとか、それがすごく間違っているわけじゃないんでしょうけど。
Y:別に不正解なわけでもなく。そういう風に生きているFTMの子は絶対いるんで、刺さらない歌詞ではないんです。でも、それをそのまま出してしまったら、今のままのSECRET GUYZになってしまう。次に行けないっていう。
O:すごく真剣に考えてくださったからだと思うんです。私たちが伝えたかったのはそこじゃなかったんで、結構、激怒するんじゃないかなってくらい真っ赤に修正して返したんですよ、そうしたら「一度お会いしましょう」って言ってくださって。三人とミーティングして絶対これは入れたいってワードをいくつかお渡したんです。
T:たとえば「グサグサ」ってワードとか入ってたんですけど、グサグサじゃちょっと強すぎる、でも奥底にまで浸透させたい、じゃあジグザグは? とか、そういった小さい所でのこだわりがすごく入ってて。
やっぱり僕たちが注射うって進化していく途中の思いだったりっていうのが結構詰まってて、これはリアルにFTMを投影させるような
Y:自分たちで本当に個々で聞いて、僕もう涙が出そうになって、自分の歌聞いて泣きそうになるっていう。
T:歌詞がこんななのに結構ポップな曲調なんです、リリースイベントで初めてこの曲を出したときって、ファンの子も「あ、面白い曲じゃん」って、みんなでツイスト、でもよくよく聞いてるとだんだんみんな(両手と腹にもっていて神妙な顔つきに)。
Y:オバショッ!
T:ライブの後の特典会のときにみんな赤い目をしていて「みんなどーしたの?」みたいな。
Y:それを感じてくれるってのはすごく嬉しいんですけど、ただこのテーマを深刻な風にやってない僕たちを見て感じて欲しいんですよ。もう、そこも突き抜けていってますよ、っていう。
T:TRPのときはFTMの子たちにはすごく刺さってたみたいで。結構、そういう話は聞きました。
さっきの縄張り意識じゃないですけど。周りから聞いた話だとFTMの中では僕たちに対して「チャラい」イメージを持っている人が多かったみたいなんですよ。僕も「ヤンチャ」ってキャラだし。この曲を歌ってるときに「え、真面目なところもあるんだ」っていう風に思われたみたいで、ちょっとそれは嬉しい。良しっ! て感じです
Y:なんか、僕の中ではですよ、ダンスフロアの中でもう 悲しさや苦しさを忘れるくらい踊り狂ってるイメージなんですよね。
S:実は帰り道、泣いて帰るくらいの。
T:でも、これ唄ってる時って結構楽しいよね。
S:楽しい!
T:うちのどセンターあんまり表情ださないんですけど、この曲唄ってる時に顔があうと、一番晴れやかな顔してます。
S:めっちゃ楽しい
これからのSECRET GUYZ
I:では、最後にこれからのSECRET GUYZについてうかがいます。
T:ライブとしては、前から掲げている両国国技館に行きたいってのが絶対的にあるんです。両国は相撲の聖地だし、土俵は男しか上がれないじゃないですか。そのステージに3人で立ちたいって。FTMのアイドルでメディアに出ている人はいないんで、僕たちが戦陣きって道を切り拓いていきたい。
Y:オネエ枠の隣にオニイ枠がいつかくるように、そこにいくまではすごく時間がかかることなんでしょうけど、自分たちの居場所と言うかあり方というのをもうちょっと変えていけたらと思いますね。テレビに出演していく、バラエティ番組なり、そこにでるだけで人の感覚って変わるんじゃないかっていう。また東京レインボープライドに出演させていただけたら、来てくれる子の反応がもっと変わるんじゃないかなって、そのためには僕たちがもう一周り、二周り、それ以上に大きくならないといけないかなっていうのがありますね。
S:メディアとか、ネットとか、みんなの目に触れるところに出たいってのはもちろんあるんですけど、一つ一つのイベント、小さくても大きくてもなんですけど、一つ一つを大切にして、インパクトを残したい。インパクトを残すことによってまた次に繋がると思うので、一つ一つを大事にして、とにかく毎日出会う人とか新しく知ってもらう人を大切にしながら、生活していきたいです。
常に明るく楽しいパフォーマンスの裏に秘めたメッセージの深さ。LGBTを世に広めるために活動しているSECRET GUYZ、彼らがこれから何を見せてくれるのか、ますます期待が膨らむばかりです。LETIBEE LIFEでは、今後も彼らの最新情報をお伝えして参ります。
★ SECRET GUYZ ワンマンライブ開催決定!
日時:2016年7月30日(土)
会場:東京・品川インターシティーホール
詳細はこちらをご参照ください
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