アメフト、スーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演したコールドプレイのパフォーマンスに「同性愛を促進している」との批判が

Believe in Love

スーパーボウルのハーフタイムのパフォーマンスで「同性愛の促進」?

米国のプロアメリカンフットボールリーグNFLの優勝決定戦であるスーパーボウルのハーフタイムに行われた、コールドプレイ、ビヨンセ、ブルーノ・マーズのパフォーマンスが波紋を呼んでいるという。同性愛に反対する人たちが、観客に対して同性愛を強制しているとの批判の声をあげたのだ。

コールドプレイのパフォーマンス

2016年2月7日、第50回スーパーボウルがカリフォルニア州で開催された。そのハーフタイム・ショーでは、コールドプレイ、ビヨンセ、ブルーノ・マーズが登場し、カラフルなパフォーマンスとともに“Believe In Love”というメッセージが伝えられた。

Believe in Love

カラフルな観客席と大きな「Believe In Love」の文字。

 

Twitterユーザーからの不満

Pink Newsによると、このパフォーマンスは多くの観客からは賞賛された一方で、Twitterなどで一部のユーザーは、“同性愛を促進している”とNFLを非難する以前に、彼らのパフォーマンスをよく思わなかったようである。

Twitter上では以下のような感想がつぶやかれていた。(筆者翻訳)

tweet

「スーパーボウルのハーフタイムのパフォーマンスで、はっきりと同性愛についてのメッセージが送られたという事実を、私たちは大目に見てくれるだろうということだね。」

tweet2

「ハーフタイムパフォーマンスの全てが、同性愛を促進しようとしてなされたものだった。」

tweet3

「これはゲイプライドコンサート?それともスーパーボウルのハーフタイム・ショー?サンフランシスコだけに…」

しかし実際は、コールドプレイのパフォーマンスでのカラフルな演出は、彼らの最新アルバム「A Head Full of dreams」のアートワークに基づいたものだったという。

A Head Full of dreams-Coldplay

A Head Full of dreamsのアートワーク。

 

「そもそも同性愛者をオープンにできる選手が少ない…」

一方、同性愛者の権利に賛成している人たちの中にも、一部で今回このようなパフォーマンスを行ったNFLを歓迎していない人がいるという。

LGBTフレンドリーなTwitterユーザーは、アメリカンフットボール界やその他のスポーツ界で、同性愛者の選手が少なすぎることを指摘している。彼らは、もしNFLが同性愛者の権利を向上させていこうと思っていようがなかろうが、おそらく、主要チームにはオープンリーゲイの選手が少なくとも一人はいるだろうと付け加えた。

画像出典:Pink NewsLGBTV MANCHESTERcoldplay.com

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