ゲイが守るのは自分だけ?
現在の日本の同性愛者は結婚もできず、子供を持つことも出来ない。お金も自分の生活に使うことだけになりがちなので、お金にだらしなくなってしまうゲイもいます。
カップルで同棲をしていたりすると、そうはなりにくいかもしれませんが、独り身だとそうなってしまうことが多い現状。つい相手に頼ってしまい、気付いたらお金を借りるのが普通になってしまうことも。
今回はそんな方とお付き合いした時のお話です。
出会い
友達と初めて飲みに行ったお店で、当初お酒も強くなかった僕はつい飲みすぎてしまい、潰れてしまいました。
帰り道、誰かに手を引かれて帰っていましたが、ふと気が付くと、そこは自分の最寄り駅にあるカラオケ。最寄駅が近いSさんが連れて帰ってくれていたようでした。その優しさから僕はSさんにべた惚れになってしまい、お付き合いをしてもらうことになりました。
それが喧嘩ばかり、そしてお金がらみの嫌な付き合いになるとも露知らず。
付き合いだしてから暫くして
僕は就職し、家を借りることになりました。一人暮らしをしてみたかったのもありますが、Sさんが一緒に住みたい、実家から出たいと言っていたからです。しかし、結局Sさんは泊りには来るものの、一緒に住むことはありませんでした。当時それはもう仕方のないことだとは思っておりましたので我慢しておりました。
ある日、仕事が終わり、携帯を見るとSさんから「飲みに行こう」とメールが入っていました。当時、新宿駅西口で働いていたので、二丁目はすぐに向かえたため、僕はうきうきしながら向かいました。
しかし、それは悪夢の始まりだったのです。
『 給料日には返すからさ』
お店について席に座る間もなく、僕はSさんに外に呼ばれ、突然『ごめん』と謝られました。
何かしてしまったかなぁ?
そんなことを考えていましたが、どうかしたのか尋ねた所、所持金があると思い飲みに出ていたが、ボトル3本とシャンパン2本が空いているとのことでした。(だいたい4万円分くらいでした。)
払うことができないので、お金を貸してほしいと言われ、僕が立て替えて払うことが多くなりました。これが次第に増えていき、給料日にお金が返ってくることはなく、僕は財布にされていることに気が付きました。
喧嘩が絶えない。
それからはお金のことで揉める揉める。しかし、Sさんのことが好きで堪らなかった僕は別れることが出来ずにいました。しかし、携帯電話の買い替え時に貸したお金も返して貰えずにいた際に同じことをされ、喧嘩になり別れることになりました。
お金…それは波乱を呼ぶもの…そう学んだのでした。