イスラム過激派組織に加わろうとした男性「同性婚を認めた米国が進んでいく方向に絶望した」

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米国が同性婚を認めてしまったことが彼をアルカーイダに向かわせた?

米国のある男性は、今年6月に連邦最高裁判所が同性婚に合憲判決を下したために、米国の将来に絶望していた。そのためにイスラム過激派の武装集団アルカーイダに加わろうとしたと主張したという。

アルカーイダに加入希望した男性

米国当局によると、アダム・シャフィ(Adam Shafi)は昨年「イスラム国」(IS)への参加を取りやめていた。そして今回、アルカーイダのシリア支部に加入を希望していたという。

報告によると、今年6月に連邦最高裁が同性婚に対して合憲判決を出したあと、シャフィは米国の政治が「間違った方向に向かっている」と考えていたという。

FBIの刑事告訴によれば、

「アダムは政治や米国が向かっている方向に落胆していた。同性婚を認めた最近の連邦最高裁の判決についても話していた。」

「彼は自分と同じような考え方や宗教をもつ人々の国で生活することを望んでいた。」

ということだった。

アルカーイダを選んだ理由

シャフィは昨年、トルコへ旅行している途中でISに加入する計画を立てていた。しかし、ISはイスラム教徒をたくさん殺しすぎていると感じたため、計画を取りやめたという。ISは主にシリアやイラクの地域で支配地域を拡大しているイスラム過激派組織で、敵対する兵士や西洋人などを処刑する様子をおさめた動画を多くインターネットに投稿している。

しかし、ヌスラ戦線(シリアなどで活動するアルカーイダの下部組織)は、ISと同様に同性愛者などを処刑しているが、彼からすると、ISと比べ暴力の度合いが適当であると感じていたという。

「もし『IS』が彼らを殺すなら、僕は彼らと一緒に死にたい」

「僕はこの人たちと一緒に殺されるのは全く構わない」

彼は当局に対しそう語った。

その一方で、シャフィの弁護団側は、彼はテロリスト集団に加わらずにトルコから帰ってきたのだから、何の罪も犯しておらず、そのため彼を刑に処することはできないと主張しているという。

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