「好きなタイプは?」「彼氏(彼女)いるの?」にうまく答える方法
今やコミュニケーションの一環として当たり前に繰り広げられる“恋バナ”。一見楽しげに見える恋バナも、LGBTにとっては気まずさを感じる場面にもなりやすいのが事実。
職場や学校、友人との集まりなどでカミングアウトをしていない場合、「好きな異性のタイプは?」「彼氏(彼女)いるの?」といった、“性別を限定された質問”にどう答えたらいいか困っている人も多いのでは?
こうした時、場を盛り下げずに切り返すにはどうしたらいいのでしょう。
恋愛対象をオブラートに包む
レズビアンである私が実践しているのは、例えば恋愛対象の性別を明らかにしないまま話にのること。
片想いの場合は「好きな人」、「気になる人」といった言い方をして、お互いが話しやすいようにさりげなく言葉づかいを変えています。また、両想いの場合でもパートナーの言い方は様々。「恋人」、「付き合っている人」はもちろん、「いい感じの人」、「そういう関係」「相方」なんていうのもカジュアルでいいかもしれません。
好きなタイプを聞かれたら、「優しい人」「趣味が合う人」など、外見ではなく人間性で答えてみたり、中には、ハリウッドスターやアニメのキャラクターをあげて、現実に即した話題から変えてしまうという人も。これはそこから流行の映画や趣味の話にも発展させられて、会話が弾みそうですね。
嘘をついている気分になる必要はない
自身のセクシュアリティを明かさずに恋バナに参加していると、「自分は今みんなを騙しているんじゃないか」と、まるで嘘をついているような気分になることもあります。しかし、そんな罪悪感を背負う必要はないのです。
周囲が盛り上がっている中で、その空気を壊さないように工夫したり、気まずさに耐えている自分を責めることはありません。それは、あなたが周りの人との関係性を大切にしている証拠ではないでしょうか?この際、前向きにとらえてしまいましょう。恋バナというのはいわばプライベートな話題の代表格。つまり、友人や同業者としてあなたと仲良くなりたい人が話してくるものですから、楽しんだ者勝ちだったりするのです。
その場の雰囲気によってはカミングアウトするという手もあります。しかし、カミングアウトにはメリットもあればデメリットもついてくるもの。これについては、今後の更新で詳しく書いていく予定です。そちらも合わせて読んでいただけたら嬉しく思います。
みんなが恋バナを楽しむために
恋バナにおいて、その場にいる誰しもが「この中にLGBTや恋愛に興味がない人もいるかもしれない」という気持ちを持てば、もっと過ごしやすい空間を作れるはず。話さない相手には無理に聞き出したりしないこと、そして異性愛前提の恋バナではなく、「好きな人はいる?」「付き合っている相手は?」など、性別を限定しない話題の振り方が定着するといいですね。
みなさんは、恋バナになった時どのように答えていますか?ぜひ↓のコメント機能でコメントしてください 🙂