アイルランド、同性婚の次は教育・医療現場でのLGBTの平等を!

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アイルランド、教育や医療の現場でのLGBTの法の下の平等を目指す

昨日16日から同性婚が実際に可能になったアイルランドで、LGBTの権利のさらなる向上が見込まれている。アイルランド政府が、学校や病院などへのLGBTの法の下の平等についての法改定を行っている。

ついに同性婚ができるように

アイルランドでは今年、同性婚についての国民投票が行われ、反対37.93%に対して賛成62.07%で賛成派が勝利し、同性婚の導入が決定した。そして、ついに昨日11月16日に、同性カップルが結婚できるようになったのだ。

同性婚が成立する前にも、アイルランドでは今年に入ってから、根本的な性別取り扱いに関する新しい法律が成立したほか、養子縁組の改革なども行われていた。しかし平等大臣は、今回のこの同性婚の合法化によって同国の改革のゴールが達成されたわけではないという考えを示した

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さらなる平等を目指して

Aodhán Ó Ríordái平等大臣は、国の雇用均等法の改訂を進める計画を明らかにしている。現行の法律の第37項では、LGBTの人たちを「宗教、教育、医療などの機関」に対して、「機関の宗教的な精神を保つために」LGBT当事者に差別待遇することが認められていた。しかし、大臣は今回、これについて以下のように約束した。

「婚姻の平等が実現した今日、私たちは水曜日に第37項を改定し、LGBTやその他の人への学校と病院における差別を終わりにさせる。」

また、彼はNewstalkに以下のように語った。

「結婚の平等は素晴らしい偉業であり、アイルランドが国民投票によってそれを成立させた最初の国であることはとても誇りに思えるだろう。…しかし、もしあなたが13歳で、カミングアウトをしようとするのにとても不安に思っているのだとしたら、同性婚というはとても遠くの道のりに感じるかも知れない。

アイルランドでは、まだ同性愛嫌悪についての課題を抱えている。私はこの点については私たちが他と違うとは思わない。でも、今週私たちが行おうとしていることはそれに取り組んでいくための長い道のりを進んでいくことになるだろう。」

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大臣はさらに、自分が早い段階からLGBTの団体と議論を重ね、雇用や教育、保険などの面でLGBTをめぐる問題の解決に取り組んでいることを付け加えた。

昨日から同性婚ができるようになったアイルランドは、既に次の目標に向けて動き出している。

画像出典:Pink News

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