ショートパンツでディズニーランドに行ったゲイが「服を着なさい」と注意される
あるゲイ男性はディズニーランドの「ゲイ・デー」にショートパンツをはいていったところ、テーマパークから追い出されそうになった。女性が同じような歩いていた格好をしていても全く問題ないはずだと、本人は動揺している。
服装を注意された男性
アメリカのディズニーのテーマパークには、たくさんのゲイであふれかえるゲイ・デーなるものが存在する。このゲイ・デーはディズニーからは正式には許可されていないが、近年人気を集めている。
しかし先週末にカリフォルニアのディズニーランドであったイベントで、ある男性が足を見せる格好をしていたところ、「服を着るように」と注意されたと不満を漏らした。
女性は良くても男性はダメ?
Cocktails & Cocktalkというゲイブログの編集者であるAnthony Gilétは大き目のTシャツと運動用のショートパンツを着てイベントに参加しようとしていた。
しかし「彼は下に何もはいていないような印象を与えていて」、またディズニーランドは「家族のテーマパーク」であるとして、服装が不適切であると注意された。
彼はこの出来事について以下のように書いている。
「僕は別に事件を起こしたいわけじゃないし、99ドルの入場料を払ってからディズニーを追い出されたくもなかった。だからバッグの中に持っていたズボンをはいたよ。」
「でもよく考えてみると、疑問が出てきたんだ。厳密には何に問題があるんだ?足が出ている部分が多すぎたっていうのが問題なのか?」
「たくさんの女の子たちはショートパンツで歩き回っている。その子たちと僕は何が違うんだ?(僕に注意をした人は)女の子たちにもスカートの下に何かはいているかどうか質問していただろうか?」
「それともTシャツのように見える服を着たことが下に何もはいていないように見えて問題だったのかな?もしそうなら、大き目のジャージだけを着ている女の子にも質問するだろうね。」
「家族のテーマパーク」とは?
彼は以下のようなことについても話している。
「注意してきた人は、ディズニーランドは家族のテーマパークだって言ってたけど、それは服装に何か不快なところがあるってことなのかな?つまり男性の足は女性の足と違うっていうこと?」
「僕は明らかにアリエルよりも露出が少ない格好だった。そしてプリンセスたちの像はウエストの太さと首の太さが同じくらいだけど、そのどこに家族のモラルがあるんだろうね。僕の格好はそういう誤った身体イメージよりも子供たちに悪い印象を与えているんだろうか?」
「ディズニーランドのドレスコードをチェックしてみると、ナイトクラブに行くような服装はダメって書かれていたけど、僕がゲイ・デーに着ていったような服装に関係することは書かれてなかった。」
更に、彼は以下のように述べている。
「これは単なるジェンダーの問題なんだと思う。男の子はドレスを着られないけれど、女の子は社会的に受け入れられているから着られる。」
「僕の服装が少しほかの人たちとは違っていて、ディズニーランドに着ていくには適切でなかったかもしれないことは理解できる。でも僕は今回の問題を理解するのに苦労してる。」
「僕は不快な思いをさせようと思っていたわけではないし、座ったときにも見えないように下にショートパンツをはいていた。どこの部分がルールに違反していたんだろう。」
画像出典:Pink News