チャーリー・カーバーがゲイをカミングアウト
米国の人気ドラマ『デスパレートな妻たち』などで知られるチャーリー・カーバーが、自身のインスタグラムでゲイであることをカミングアウトした。
インスタグラムでのカミングアウト
カーバーは現地時間1月11日、自身のインスタグラムの投稿で「Be who you needed when you were younger.(若い(幼い)ときに自分が必要としていた人になれ)」という言葉が書かれた画像とともに、ゲイであることをカミングアウトした。
彼の5つの投稿にわたる長文で、彼は「ゲイであることを誇りに思う」とカミングアウトしている。
「僕が幼かった頃、嫌な奴になることなく、ハリウッドに自分がゲイであると言ってくれる若い男の人が僕には必要だった。なによりも自分自身のために、自分が幼い頃に必要としていた人になる必要がある。」
俳優としてクローゼットでいた理由
27歳のカーバーは、彼の家族にはゲイであることを伝えていたが、公にカミングアウトをすることが彼の俳優としてのキャリアに影響するのではないかと心配していたという。
彼は
「自分のプライベートではカミングアウトをしており、居心地が良かった。しばらくの間は、それで十分だったんだ。」
「仕事とプライベートを分けることについては、セクシャリティは仕事と切り離せるという意見だった。僕にとってカミングアウトはとても大切なことだったけれど、セクシャリティがほとんど関係ない世界を信じたかった。」
と述べている。また彼は、俳優として、作品や業界に対しては中立的な存在であるべきであり、自分が役のためのキャンバスであり、カメレオンのようでありたいと考えていたという。
「もしカミングアウトしたら、僕は自分自身を型にはめてしまいそうで、仕事をする上で居心地が悪くなるような限界を意識させられそうで、怖かった。」
LGBTをめぐる環境の変化
しかし、俳優はクローゼットでいるべきだという考えは、もはや過去のものとなり、LGBTへの見方が変化してきたことに勇気づけられたと彼は話す。
「この業界の状況は変化しており、これからも変化し続けていくだろう」
と、勇気ある男性や女性がカミングアウトをしたり、自分自身が誰であるかを認めたりしてきたことで状況が変化してきていると語った。続けて、彼は自分にクローゼットのままでいなくても良いと気づかせてくれたハリウッドの人たちに対し、「永遠に感謝し続ける」と述べた。
また、
「みんなが、個人としてもコミュニティのメンバーとしても、幸せで安全だと感じられるように、世界がシンプルになることを待ち望んでいる」
とした。
一方、双子の兄で同じく俳優であるマックス・カーバーについては、「ストレートにしてはかっこいいね」とコメントしていた。
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