きっと貴方もハマる!”レズビアン&ゲイ映画祭”が至高な理由

Starlight Myth
Starlight Myth

スターライトの伝説

24回目を迎えるLGBTの映画祭

東京LGBTコミュニティにとって、夏の始まりを告げる風物詩ともいえる存在の映画祭も今年で24回目を迎えます。ボランティア・ベースで成り立っている日本のLGBTコミュニティのイベントで、これだけ長い期間、継続して続いているのは他に類を見ないすごいことです。なにせ来年で四半世紀ですよ。それだけ長い間続けてこられたのは、スタッフの皆さんの情熱はもちろんのこと、TIL&GFFならではの楽しさや魅力に惹き付けられた多くの方が会場に足を運んでいるからだと思います。ここでは、いよいよ開幕した今年のTIL&GFFの魅力を、スタッフの皆様へのインタビューや、実際の会場の雰囲気や作品のご紹介、感想を交えながら、ご紹介していきます。

(なお今回の企画にあたり、TIL&GFF代表の宮沢様、プログラミングご担当の林様、小此木様にお話をうかがいました。ご協力いただき、誠に有難うございました。)

あなたはきっと知らない。東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の3つの魅力

1.二度と見られない映画たちと一期一会の出会い

TIL&GFFで上映される作品はメジャーな配給会社が扱わないものがほとんどです。ということは、劇場公開されることも、またDVDなどで発売される可能性も非常に少ないです。つまり、TIL&GFFの会場で見なければ、(特に海外作品の場合は日本語字幕がついた状態では)一生見る機会がないと言っても過言ではないのです。その一期一会という状況で見た映画が、貴方の感性にフィットしたならば、その感動は必ずや一生心に深く刻まれることでしょう。

2.幅広いラインナップが創る映画を満喫する興奮

メジャーな配給会社が扱わない小さな作品=アート系の難しそうな映画、と思い込んでいる方も多いかもしれません。しかし、実のところTIL&GFFで上映される作品の幅はとても広いのです。例えば今年のラインナップでも、LGBT当事者だからこそ実感できる心の痛みを共有するものから、かなり笑えるロマンティック・コメディ、ゲイの息子と母の関わりを笑いと涙で見せる家族コメディや、興味深いドキュメント、秀作短編映画まで、実に多種多彩。さらに作品がとりあげるセクシャリティも様々ですので、予想もしなかった作品と巡り会える可能性はとても高いのです。

3.同じ感覚・感性をもつ仲間達とシェアする喜び

例えば海外の映画の字幕版を劇場で見た時に、(字幕を読んでいるだけでは)ちっとも笑えない場面で場内の外国人が爆笑していた経験はありませんか? 生活環境や経験が異なると理解できないスラングやパロディなどがあるのは当然のこととはいえ、そんな時はなんだか悔しい思いを抱いてしまいますよね。でもTIL&GFFでは、LGBT当事者やAllyだからこそ理解できたり、爆笑できる場面が必ずあります。その感覚を多くの人とシェアしながら映画を見ることこそ、TIL&GFFの最高の楽しみなのかもしれません。

映画祭を”自分だけ”楽しみたい人は、これを知っとくべき!

1.珠玉の全14プログラムを、2つの会場で上映!

今年のTIL&GFFでは、様々なセクシャル・マイノリティを扱った作品が、長編・中編・短編合わせて全14プログラムが用意されています。プログラミング担当のスタッフが厳選した作品は、その大小を問わずとても興味深いものが多いです。この14プログラムが、TIL&GFFのホームである青山スパイラルと、今年は新宿の映画館、シネマート新宿の2会場で上映されます。

2.仕事後でも参加できる映画館でのレイトショー

青山スパイラルに先行して7月11日(土)〜17日(金)の一週間は、シネマート新宿のレイトショー(21:20上映開始)で連日1作品ずつ上映されています。映画祭のホームである青山スパイラルはとても素敵な会場ですが、やはり「映画は映画館で」というスタッフの想いがあり、ここ数年は映画館での上映も行われています。今年の会場となるシネマート新宿は、明治通りに面した伊勢丹のはす向かい、30代以上の方には旧・新宿文化シネマという方が分かりやすいかもしれませんね。335席の劇場は、歴史ある映画館としての心地よさを感じられる空間です。3連休の週末はご予定があるという方も、ぜひ平日夜のお仕事や学校の後にTIL&GFFにご参加ください。

3.3連休ぶち抜きのメイン会場はまさに祝祭空間

7月17日(金)〜20日(祝・月)はTIL&GFFのホーム、青山スパイラル3Fスパイラルホールで上映が行われます。ここはホールで映画を上映するだけでなく、ホール前の空間(ホワイエ)にLGBT関連やTIL&GFFスポンサーのブースが並び、まさにお祭り感を味わうことができます。ただ映画を見るだけでなく、青山スパイラルに足を運び、この空間に身を置くことでこそ実感出来る楽しさがあります。TIL&GFFを初めて体験される方は、ぜひ一度は青山スパイラルを訪ねてみて、映画祭独特の雰囲気を味わっていただきたいです。

7月11日(土)〜17日(金)シネマート新宿の上映作品

※連日とも、開場21:05/上映開始21:20

7月11日(土)ボーイ・ミーツ・ガール

7月12日(日)ザ・サークル

7月13日(月)スターライトの伝説

7月14日(火)イート・ウィズ・ミー

7月15日(水)トゥルー・カラーズ 〜愛について考えた一年間〜

7月16日(木)海外短編集

7月17日(金)ハンパな私じゃダメかしら?

当日券について

シネマート新宿では連日20:30よりシネマート新宿内に設ける映画祭受付にて当日券を販売いたします。
※シネマート新宿の受付では販売しませんのでご注意ください!

TIL&GFF公式サイト

青山スパイラル

シネマート新宿

 

Boy Meets Girl

ボーイミーツガール

Wondering what I should be

ハンパな私じゃダメかしら?

Starlight Myth

スターライトの伝説

Eat With Me

イート・ウィズ・ミー

The Circle

ザ・サークル

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いたる

LGBTに関する様々な情報、トピック、人を、深く掘り下げたり、体験したり、直接会って話を聞いたりしてきちんと理解し、それを誰もが分かる平易な言葉で広く伝えることが自分の使命と自認している51歳、大分県別府市出身。LGBT関連のバー/飲食店情報を網羅する「jgcm/agcm」プロデューサー。ゲイ雑誌「月刊G-men」元編集長。現在、毎週火曜日に新宿2丁目の「A Day In The Life」(新宿区新宿2-13-16 藤井ビル 203 )にてセクシャリティ・フリーのゲイバー「いたるの部屋」を営業中。 Twitterアカウント @itaru1964