同性カップルが使える法制度いろいろ

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■「パートナーを守る」「将来のリスクを減らす」には?

みなさんはパートナーを守るため、または将来のリスクを減らすためにLGBTカップルが使うことができる制度をいくつご存知ですか?

みなさんの良く知っている制度としては、「養子縁組」で法的に家族になることや「公正証書遺言」で財産をパートナーに遺すなどがありますが、「なんとなく概要は知っているけれど、実際にどうするのか?どうなるのか?」というご相談は実はとても多いです。

また、実際に制度を利用しようと考えていても、自分たちにとって「本当に必要な制度はどれなのか?」を判断することは、実際にやってみたり、法律家やそれに近い立場の方でないと難しいのが現状です。

これから実際のケースに基づいて「使える制度」についてみなさんと情報共有し、
パートナーを守るために何ができるのか?
将来のリスクにどう備えるか?

を発信していきますので、ぜひパートナーと一緒に考えてみて下さいね。

さて、ここでカップルのみなさんに質問です!
「結婚したい!」と考えているカップルの方は多いと思いますが、

■その「結婚」って具体的にどんなことですか?

①社会的に認められたい(男女の結婚と同等の権利が欲しい)
②戸籍上でも親族や身内になりたい
③パートナーとの関係で保証が欲しい(病気や事故の備えが欲しい)
④パートナーとの絆を深めたい、けじめをつけたい、関係を一歩前進させたい
⑤結婚式(セレモニー)がしたい

いかがでしょうか?

③④あたりは欲しい。⑤はしたい!
やっぱり①や②までじゃないと「結婚」じゃない!
など、実際にご相談の中でお伺いすると、価値観や希望、パートナーとの関係、家族との関係など、LGBTが「結婚」に求めることは様々です。

男女の「婚姻」は、法律によって①~③と「婚姻にともなう義務 ※」が1つのパッケージになっていると思っていただけるとわかりやすいかと思います。

ですから、LGBTカップルの場合はこれらの多様な価値観に対して「オーダーメイドで」自分たちが必要なものを自分たちで動いて積極的に備えていくことが大切です。

同性婚が法整備されていなくてもできることはあります。
また、海外へいけば希望がかなうこともあります。

まずは「結婚したい!」と思ったら、セレモニーだけでなく、一度パートナーと「自分たちの結婚って何だろう?」と、具体的に考えてみてくださいね!

※「結婚にともなう義務」とは?
男女の「婚姻」には「権利」だけではなく、「義務」があります。同居義務、貞操義務や扶養義務などがあります。

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