ゲイの両親の結婚式について娘が書いた記事が感動的と話題に

lgbt couple had wedding party with their daughter

Ben-Chet-kids13歳の少女が、ゲイカップルの両親の結婚式について書いた記事が感動的だと話題になり、ADVOCATE.comに転載されている。

ADVOCATE.com
Walking My Dad Down the Aisle

転載元ソース:LAVENDER MAGAZINE.com
A Wedding Story : Ben Meents & Chet Ritchie

内容を一部日本訳すると、以下のような内容が13歳の少女によって描かれている。

 見てください。

私たちはご覧の通り、挙式を行っています。でもこれはそこらによくあるような結婚式ではないのです。
これは、私たちの結婚式なのです。ソフィア(写真左下の少女)と私(写真中央の少女)は、私たちの父、ベンと、彼のパートナーであるチェットとその息子であるドミニク(写真右下の少年)とともに階段を降りていて、ここが私たちの家族の出発点なんだと感じています。

 

ここにたどり着くまでの長い間、私は「ゲイウェディング」という言葉を聞いたことがあります。でももし私が誰かに聞かれたら、この場ではただこの場にいる人たちが、ある二人のカップルの約束と、愛を祝っているだけのように感じます。この部屋にいる誰しもが幸せと愛でいっぱいです。彼らは私たちという新しい家族を祝い、私の父や、父のパートナーであるチェットを祝うために集まったのです。これが「ゲイウェディング」というものなのかどうかはよくわからないですが、とにかく今この瞬間、この結婚式は、世界で最高の結婚式だと言えます。

 

私たちが音楽が流れる部屋の中を歩いていると、多くの人が笑顔だったり、泣いたりしているのが見えました。信じられない、これは本当に今この場で起きていることなのでしょうか?私は私の父の家族のもとに歩いていく度に心が温かくなりました。 私の祖母、祖父は笑顔でこちらを向いてくれ、叔母のグレッチェンと叔父のジョエイは手を振ってくれました。私は、私の父とチェットが出会ってから私たちと寄り添ってくれた、友人たちの方にも歩いて行きました。父とチェットの友人の中には、子どものいる人もいたので、私はその子たちとその夜とても仲良くなりました。その日、その部屋全体が、1つの大きな家族のようでした。

 

周りを見渡していて、私はあることを疑問に思いました。結婚式に招かれたチェットの両親たちが来ていないのです。現在も、ゲイであることを間違っていると考える人がいるということは、私も知っています。私たちはここで新しい家族の誕生と、愛を祝っているのに、この瞬間を一緒に味わえない人たちがいることを酷く残念に感じました。彼らが、私の父とチェットが二人で約束をしたことを見てくれたらいいのに。彼らが、彼らの息子のこの大事な瞬間を見ないでいるなんて、とても悲しいです。私は、彼ら(チェットの両親)が私、そして私の妹と会ってくれることを祈っています。彼らは、まだ会ったことがないとしても、私たちの家族なのですから。チェットの両親はチェットの一部だと考えたら、私はチェットを愛しているから、チェットの両親も愛しています。

この場にいれば、誰もが、私の父とチェットはお互いにとってとても大事な存在なんだ、ということがわかるとおもいます。チェットはこう言っていました。「私は、ベンと人生をともにする最高の友人であり、夫であると約束します。」

私の父がチェットに向かって言いました。「私はあなたを信じることを約束します。お互いの約束に誓って。そして常に私の家族を大事にします。」

ああ、どれだけ多くの子がこのような感情を頂くのでしょう。私は泣いてしまいました。少し動揺してしまって..とにかく、私は嬉しくて泣いていました。

私は、約束を交わした2人にとって、法的に家族として認められるということがどれだけ美しいことなのか、全世界がわかってくれたらいいのにとおもいます。反対の人もいるでしょうが、私にとっては、何が起きたとしてもお互いのために、そして私たちのために一緒にいるという約束を誓った二人がいることに、とても安心するのです。だから私は、2人が結婚できたことに感謝しています。人が何を受け付けようが、信じようが、私の心の中には他の家族と同じくらいの愛があって、誰もそれを私たちから奪うことなどできないのです。

 

この記事は、米国のミネソタ州にて挙式が行われたことについて描かれている。ベンには娘が2人おり、チェットには息子が1人いるのだろう(詳細は文章からは不明)。

ミネソタ州は2013年の5月14日に同性婚が可決されたため、法的に正式に同性での結婚が可能になっている。

日本ではいかがだろうか?現在、日本では同性婚自体は認められていないが、同性の結婚式は可能だ。ただし、同性カップルでも構わないという式場と、同性カップルお断りの式場があるため、カップルにとってハードルの高いものとなってしまっている。また、同性カップルでも本当は構わないが、それを公に出すことができないという企業もある。
Letibee WEDDINGではそういった「同性カップルでもできる結婚式場」と「同性カップルはできない結婚式場」のリストを保有しており、様々な結婚式場と提携している。またカップルが式場に正式に挙式することになった場合、研修などを通じて事前にしっかりLGBTカップルが安心して挙式できるようにしている。結婚式に興味のある方は、ご連絡してみてはどうだろう。

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Letibee WEDDING

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