飛行機移動中のレズビアンカップルに「ストレートの夫婦のために席を替わってください」

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「同性カップルでも家族なのだから、異性カップルと同様に扱って欲しい」

娘と一緒にカンタス航空を利用していたレズビアンカップルは、飛行機での移動中、ストレートの夫婦のために席を代わってほしいと乗務員から何度も頼まれたという。しかし、彼女らはストレートのカップルと同じように扱われる権利があるはずだと主張し、露骨な同性愛差別を受けたとして、航空会社を非難した。

飛行機移動中のできごと

クリスティーナ・アントニアデス(Kristina Antoniades)と彼女のパートナーのメリン・ヒックス(Merrin Hicks)は、11月9日にオーストラリアのブリズベーンからメルボルンを飛行機で移動していた。その時に、別のストレートカップルが隣同士で座れるようにと、メリンは席を移動するようフライトマネージャーから何度も頼まれたが、彼女はその要求を断ったという。

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クリスティーナはこのできごとで屈辱的な思いをさせられ、2人して涙を流すことになったと話している。

「異性カップルと同様に、私たちには一緒に座る権利がある」

クリスティーナはこのことについて、Facebookに投稿した。

「私はそんなことはもうなくなっていたかと思っていましたが、一度飛行機が離陸すると、フライトマネージャーは、なぜメリンは男性の隣に座っていて、彼の妻が後ろの席に座っているんだと聞いてきました。」

「私はそのフライトマネージャーに、私たちは家族で、隣同士で座りたいともう一度知らせました。彼女は私に、なぜ私が夫と彼の妻を引き離しているのかについての説明を求めてきたのです。…私は決められた席に座っています、と伝えました。」

しかし、そのフライトマネージャーは移動中ずっとこのレズビアンカップルに対してうるさく質問してきたという。

「彼女は、私たちの搭乗券を見せて欲しいと要求しました。私たちがそれを見せると、再び彼女は、なぜ結婚しているカップルに隣同士で座らせてあげないのかと理由を聞いてきました。…私はメリンは私のパートナーで、リリーは私たちの娘であるともう一度伝えました。結婚しているカップルと同様、私たちには一緒に座る権利があるとも。…彼女はただ歩いて去って行きました。謝罪の言葉もありませんでした。」

カンタス航空の対応

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カンタス航空(社長はオープンリーゲイでもある)はこの事件について、「不適当な誤解だった」として、このカップルに謝罪した。

「私たちはこの状況を謝罪するために、搭乗者たちと連絡を取っています。高齢のカップルを含めた2組のカップルが、一緒に座りたいと席の変更を希望されていました。」

オーストラリアでは多くの州で同性間のパートナーシップが承認されている一方で、同性婚は認められていない。しかし、同性間の婚姻は認められていないからといって、異性カップルと違う扱いが許されるという話でもないだろう。

画像出典:Pink News

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