Liam Payne の発言
大人気ボーイズグループOne DirectionのメンバーLiamの発言にある抗議が寄せられ話題になっている。One Direction のメンバーの一人であるLiam Payne がステージ上で以下のような発言をした。
「この歌はNo1の女性を探し求めるっていう曲なんだ、今日きているほとんどが女の子だからわからないだろうけど、少しいる男の子ならわかるよね?」
この発言にたいして、「ヘテロ目線過ぎて、気づかないうちにあなたは同性愛者を差別している」との抗議があがった。LiamがライブのMCで差別発言をしたという内容なのだが、実際にこれを差別と言っていいのだろうか?もちろん知らないうちに偏見のある発言をしてしまうこともあるだろう。しかし、批判したわけでもないにも関わらず「あなたは差別した」と非難するのは、逆にLGBTコミュニティは”とっつき辛い”と嫌厭されることにつながる可能性もある。抗議文はいかのように綴られている。
抗議文
このコンサートでの発言に対する抗議文が出されている。
リアムへ
あなたの、「自分はホモフォビック(同性愛嫌悪)ではない」という言葉に嘘はないと信じている。悪意はなかったのだとも思っている。あなたが愛する曲に関してあなたが言ったことについて、人から中傷を受けるべきではないとも思う。
あなたのあの発言は純粋な無知からきているのだと思う。あなたの発言が同性愛に対する偏見に満ちていることや、お客さんの中にいたであろう異性愛者や同性愛者に対して、いわば「自分は偏見があります」と表明したことに、あなたは全く気づいていなかったのだと思う。
特に、あなたの会話の中で、そしてあなたが発言したようなことをLGBTの人たちは体験できないということを、コンサートにいたお客さんの中にいたLGBTのファンたちに対して伝えることで、あなたは彼らLGBTを差別した。
もしあなたがバカでなければ、同性愛差別について自分で勉強する時間を作り、コンサートでのライブで人々に、同性愛差別は偏見であり、人々を差別するものであり、害のあることだということを伝える良い機会として利用するようになるはず。
ヘテロセクシズム(異性愛が絶対的存在であるとして同性愛を差別する主義)は私たちの社会で少しずつ広がっていることだから、あなたが悪いとは思わない。でも、ぜひこれからは、LGBTの人もいると考えて欲しい。そして、これからは、人々がどういう性的指向をもっているかについてよく考えておいて欲しい。
私たちのいる世界は、異性愛をベースにして(音楽などで)表現が行われる世界だから、異性愛者ではない人にとっては、異性愛者のうちの1人として見られた時に「自分は違う」となかなか言い出せない。LGBTは歌や映画などで見過ごされ、いないものとして扱われている。お願いだから、女子は男子しか好きにならないとか、男子は女子しか好きにならないと思わないで。
でも今回は、あなたに大切なことを教えることができたり、あなたがこのように言うことができる貴重な機会だと思う。
「僕には偏見があるけど僕はそのことに気づいていなかったよ!これからは、性的指向について勝手に決めつけて考えないようにする。僕は、この世界は異性愛こそが唯一の”規範”であり、他のセクシュアリティは異常だとか1番のものではないだとかいったことを決して今後は言わない」と。
これはあなたがあなたのなかに異性愛至上主義があったことを認め、LGBTのファンがあなたにもいるということを認める良い機会だから、そうしなよ。
サビーナ ブレナン
Liam「僕はホモフォビアじゃない」
これに対して、Liam Payne はTwitter 上で反論した。
I am in no way shape or form homophobic that’s a ridicules thing to say and I’m not here to offend people so take it as you will
— Liam (@Real_Liam_Payne) 2015, 8月 19
「僕はホモフォビック(同性愛嫌悪者)ではないし、そんなことを言わなきゃいけないなんてバカバカしいよ。僕は人を傷つけるためにアーティストをやっているんじゃない。」
I’m sorry to those I offended really I am but there’s no need for some of the things I’m being called — Liam (@Real_Liam_Payne) 2015, 8月 19
「傷つけてしまった人たちには本当にごめんね。でもホモフォビックだと言われる筋合いはない」
I’m just here to make people smile I kinda consider it my job role
— Liam (@Real_Liam_Payne) 2015, 8月 19
「僕はみんなに笑顔になってもらうためにここにいるし、それが僕の役割だと思っている。」
出典:Dear Liam Payne – I believe that you’re not anti-gay but please remember your LGBT fans