
男性、女性、ゲイ、レズビアン等といったセクシャリティを理由に選択できない選択肢が存在するということは、本来あってはならないことだ。
しかし、実際はそういったケースが存在する。以下は、ADVOCATE.com に載った記事だ。
ADVOCATE.com “Ariz. Wedding Planner Refuses Lesbian Couple”
フェニックス(アリゾナ州)在住のレズビアンカップルが、宗教的信条を理由にウェディングプランナーのサービス利用を拒否された。彼女たちは、それを訴えるためメディアに現れた。
同性婚はアリゾナ州にてほぼ1ヶ月前に認められたが、ウェディング業界はすべての人がこの状況に喜んでいる訳ではないようだ。
レズビアンカップルのアレンとホワイトは、12月に考えている結婚式の準備をする際に、女性同士のカップルであることを伝えた所、
「私たちの信条に直接反することなので、同性カップルのサービス利用は不可能です」
「私たちはあなた方にふさわしくないと思う」
本来、セクシャリティを原因にしてサービス利用を拒否することはフェニックスの反差別法に触れるため、訴訟を起こされれば敗訴は免れない。しかしこの場合はウェディングをお願いした先の人間が、二人とも法的に認められた牧師だったため、「宗教的例外」なのだという。それでも、アレンとホワイトは「ウェブサイトに前面的に自分たちのそういった姿勢を出していなかった」ことを理由に訴訟を起こす予定だ。
日本においても、同性カップルが挙式する際にサービス利用を拒否されることは、少なくない。人前式であれば問題ないという所が多いが、キリスト教式や神前式だと、「牧師(神前式であれば神主)の宗教観的に同性カップルの利用はできない」と、サービス利用を断る式場は少なくない(特に神前式は、利用できる式場は現在ほとんど日本に存在しない)
その中でも、神前式も人前式も、自由に同性カップルが挙式できる式場が、白金台に江戸時代から存在し、今も日本らしい美しさを持つ、八芳園だ。


八芳園では、来年の夏に男性同士のカップルが和装で挙式することが決定しており、プランニングも順調に進んでいる。数ある式場が同性カップルの利用を軒並み断る中、なぜ八芳園は同性カップルでも良いのか?実際に八芳園に行き、プランナーにインタビューをして話を伺うイベントが11月に行われる。
Travvel the Problem 理想の結婚とは?セクシャルマイノリティと同性婚を考える結婚式場ツアー
ぜひご興味のある方は、自分の目と耳で確かめて欲しい。八芳園にはどんなスタイルの挙式も大切にする文化があるが、その理由がよくわかるだろう。