同棲を拒んだら「本気じゃないんでしょ」と言われた
26歳の時に7つ上の彼女がいました。お互いの休みは合わなかったけれど、飲みに行って時々わたしが彼女の部屋に泊まったりするだけで幸せでした。彼女を愛していたし、将来のパートナーとしても意識していました。その内、彼女はわたしに同棲を提案してきました。一緒に暮らしたい気持ちは山々でしたが、断りました。わたしは当時両親と同居していて、実家を出るためのマンション資金を貯めていたのです。わたしが独立できるまで同棲は待って欲しいと何度も頼みました。彼女はわたしを経済的に支えていくつもりだと話してくれましたが、わたしは恋人にそれを望んでいませんでした。話し合いに折り合いはつかず、「結局、同棲したくないんでしょ。本気じゃないんでしょ」と言われ、とうとう別れることになってしまいました。
彼女が最後まで言っていた「好きなら一緒に住みたいと思うのが当たり前」という言葉が、わたしは未だに理解できないでいます。気持ちはあっても、どうしてもタイミング的に不可能なことだってあります。家庭の事情、仕事の都合・・・1人ではすぐに解決できない問題を理解してくれさえすれば、わたしと彼女は上手くいったでしょう。今回は、上記のような恋愛経験を踏まえて、レズビアンの恋愛におけるアドバイスを3つご紹介したいと思います。
1. どんなに好き同士でも、相手は他人であることを忘れない
好きだから毎日連絡を取りたいし、声を聞きたいし、会いたいし、触れたいし、一緒に眠りたい・・・その気持ちはとても素敵です。しかし、果たして相手も自分と同じ気持ちなのでしょうか?「わたし(俺)のこと好きなら当然でしょ」なんて思っていませんか?交際が続けば、最終的に行き着くところは一緒に生活することでしょうが、そこに至る時間には個人差があります。いくら好き同士であろうが、他人は他人だということを忘れないようにしましょう。
2. 自分本位にならない
自分が相手に望むことが、相手も同じであるとは限りません。どちらの気持ちも大切です。しかし、2人の考え方に優劣があるわけでもありません。相手の望みを叶えてあげられなくて苦しい。自分の望みを叶えてもらえなくて寂しい。そうなってしまったら、お別れするしか方法はないのでしょうか?とんでもありません。自分本位な考え方を改めればいいのです。
人は、対象を好きになればなるほど我侭にそれを求めます。いつのまにか、その理由が「好きだから」でなく「自分の欲求を満たすため」になるのです。手に入れることが最終ゴールになってしまっているのです。お気に入りのカフェのタルトやバーゲンセールなら、それでいいかもしれません。けれど相手が大切な人なら。心があったら。その人の考え方や抱えている事情を汲み取って、2人が納得して幸せになれる方法を探すことをオススメします。
3. 最も大切なことは、諦めず、とことん話し合う
メールの頻度や月に会う回数、同棲するタイミング。難しいですね。相手に合わせるのも長く続かないです。しかし全てがピッタリ合う人を見つけるより、双方の希望に最も近い形を追求していく方が、2人のためになります。諦めないで、とことん話し合いましょう。