未練の残らない別れ方はない
今回のテーマはレズビアンの未練。別れてもなお、心にさまよう微妙な恋心についてのお話です。
パターンＡ：初めての女性
ビアンに限らず、誰だって”初めての相手”は忘れられないもの。
Aさん「彼女が好きだったバンドの曲を聴くと、未だに心がギュッと締め付けられます。もう一度、会えるものなら会いたいですね。だけど会ってしまったら、いまの恋人を忘れて彼女と付き合いたいと思ってしまうに違いない。だから怖くて会えない。」
切なすぎる…。彼女の影響で好きになったもの、わたしもたくさんあります。染みついてるんですよね。でもそれは自分の一部でもあるわけだから、捨てたり忘れたり、嫌いになったりする必要はないと思います。
パターンB：ソーシャルネットワークサービス
ビアン専用SNSアプリを利用しているBさん。
Bさん「元カノがタイムラインに現れる度、心がざわつきます。それがどんな内容だろうと気になってしまう。楽しいことが書いてあったら（誰と過ごしてるんだろう…）と妬いてしまうし、辛そうにしていたら（大丈夫？話聞くよ？）と連絡を取りたくなってしまいます…」
SNSの怖いところは、知りたくもない元カノの近況を知ってしまうこと。忘れたいのに忘れさせてくれない。もちろんSNSで人間関係の輪が広がっていくのは素晴らしいことです。特にわたし達セクシャルマイノリティ「少数派」にとってSNSはかけがえのないツールです。しかしBさんのように、窮屈に感じる場合もあるようです。
ちなみに筆者はこの話を聞いた時、Bさんの元彼女は気を引きたくてそういう投稿をしてるのでは？と思いましたが…本当のところは分かりません(笑)
パターンC：友達のフリ
別れてしまった後、他人ではなく友達に戻る選択は素敵ですね。せっかく出会った縁は大切にしたいものです。しかしそれは本当に実現するのでしょうか？
Cさん「わたしの方から別れを切り出しました。元カノに”友達に戻ろう”と言われ、OKしました。彼女のことを嫌いになったわけではなかったので…。でもそれから、今までと同じように毎日メールを送ってくるし、ご飯に誘ってくるんですよ。で、断る理由もないから渋々行くんですけど。付き合っていた時の感覚が抜けてないから、ふとした拍子に触れられても自然なんですよ。いつのまにか手を繋いだりして。それで、強く拒否することもできずにズルズル…ヨリを戻しました。」
あるあるあるある。ビアン界では日常茶飯事ですね（断言）
結局、別れを切り出した時点でCさんも彼女に未練があったわけです。遠距離とかすれ違いとか、そういうどうしようもない理由で別れを選択するならば、強い決心が必要かもしれません。
お二人が幸せなら結果オーライですけどね。
パターンD：イベント・オフ会
Dさん「ネットで参加者を募っていたオフ会に行きました。何とそこには、ずっと音信不通だった元カノも来ていたんです！（世界は）狭いなーと思いましたね。で、やっぱり彼女が一番可愛くて見えちゃって。気が利いて、いい子だなって改めて思いました。何で別れちゃったんだろうってそこから後悔の嵐ですよ（笑）。心機一転、出会いを求めに行ったのに、思いっきり未練をほじくり返されました。」
おそらく参加していた他の子の連絡先も聞かず、元彼女のことばかり考えて帰ったんでしょうね…。もしかしたらこのオフ会をきっかけに再び連絡をとることになったのでしょうか？
レズビアンの出会いと別れ
パターンAからCまでご紹介しましたが、あなたも同じような経験をしませんでしたか？今日もレズビアン達は出会いと別れを繰り返していることでしょう。全てのビアンに幸あれ。
画像出典：Does Regret Nullify Consent?
