昨年6月にカミングアウトをした競泳の元スター選手
オリンピックで合計5個の金メダルを獲得した競泳の元スター選手、イアン・ソープ氏が、昨年ゲイであるとカミングアウトした。それからしばらくたった現在の心境をSunday Styleのインタビューで語っている。
「デートをするのは思ったよりずっと大変だね」
カミングアウトから1年以上経ち、33歳となったソープ氏は、「クレイジーではなく」て、「オーストラリアに住んでいる」人とデートしたいと思っている。しかし、彼はこの「普通の人」を見つけるのが難しいというのだ。
「デートをするのは僕が想像してたよりもずっと難しいね。…もうめちゃくちゃだよ!『普通の人はみんなどこにいるんだ?』っていう感じ。僕はちゃんとデートしたことがないから、不意打ちを食らうことばっかりだよ。」
ソープ氏は出会い系のアプリやウェブサイトではなく昔ながらの方法で出会おうとしているためか、2,3回デートをすることはあったが、どれも交際には発展しなかったという。パドルなしで小川を登っているようなものだと、彼は自分の新しい生活について語った。
彼が有名であるということが男性と出会うときに役に立っているか、あるいは邪魔をしているのかと質問されると、彼は「僕が上手く出来ていない時にそれを言い訳として使うね」と冗談交じりに話した。
カミングアウトをしてからの人生
デートに関してはうまくいっていないという一方で、ソープ氏は昨年6月にテレビのインタビューでカミングアウトをしてから、「本当に素晴らしい1年」を過ごしていると話した。
「『こんなこと想像していなかった』と思うときもあるけれど、全体を通してみれば、僕は偽りがなく正直でとても幸せな日々を過ごしているよ。」
「カミングアウトをしたから、全てがうまくいっているわけじゃない。…いい時もあれば悪い時もある。でも次第に精神的に楽になっているし、将来を楽しみにしているんだ。それはとってもいいことだよ。」
画像出典:Pink News