プリンセスになりたい男の子の望みを、父親は快く受け入れる
ハロウィンでディズニー映画「アナと雪の女王」の雪の女王エルサの格好をしたいと言った息子に対して、その父親は迷いなくOKをだした。
プリンセスの格好をした男の子
3歳のCaidenはハロウィンでディズニープリンセスになりたいと思っており、同時に父親にもプリンセスになってほしいと思っていた。Caidenの父親であるPaulは、Caidenがエルサの格好をした写真をFacebookに投稿し、以下のようにコメントしている。
「僕らのことを知っている人は、僕らが大抵のことはCaiden自身に選ばせているってことがわかっているよ。彼はハロウィンのコスチュームを自分で選んだんだ。彼はエルサになりたかった。そして僕にはアナになってほしいんだって。」
「私たちは子どもたちの個性を邪魔してはいけない」
またPaulはHuffington Postに対して以下のように話した。
「なぜ彼がプリンセスになりたがっていることを恥ずかしがる必要があるんだい?」
「もし小さな女の子がスーパーヒーローになりたがっていたら、かわいいじゃないか。プリンセスになりたい小さな男の子に対しても、それは同じでしょう。」
更に、「私は、ジェンダーのステレオタイプが教えられて、行動から学ばれるものだということに、ほかの両親に気付いてもらいたい」と、Caidenの母親Ashleyは話した。「3歳の子どもはまだ成長過程で、探検して、発見しているの。親として、私たちは子どもたちの個性を邪魔してはいけない。」
Paulはまた、「子どもたちにとって、どんなことがあっても両親が味方になってくれることを知るというのはとても大切なことだ」と話す。「Ashleyと僕は、息子が幸せになれることなら何でもするし、彼から無邪気さや想像力を奪ってはいけない。」
ディズニーのコスチュームとジェンダー
ディズニーストアは先月、子ども向けのハロウィン衣装を男女で分けないという新たな方針を発表していた。「男の子用」「女の子用」と販売されていたものが、今年からは「子ども用」「ベビー用」と分けられている。
この取り組みによってCaidenのように、与えられた性別とは必ずしも一致しないコスチュームを身に着けたいと思う子どもたちの望みが叶えられるかもしれない。
画像出典:LGBTQ Nation