セクシャリティを理解されず、父親から暴力を振るわれそうになった娘
あるレズビアンの女性は、彼女のセクシャリティをめぐって両親との仲が悪くなり、父親からは暴力を振るわれそうになった。彼女自身は両親と縁を切りたいと考えているが、学生の身で金銭的に両親に依存しているため、どうすべきかわからないという。
両親との関係の悪化
女性は26歳で医学部の学生であり、数年前に両親にレズビアンであることをカミングアウトしたところ、宗教に熱心な両親との関係は急速に崩れていってしまった。
大学の学費を払ってもらっているため、彼女は保守的な両親に頼らざるを得ず、一方で両親は彼女を「同性愛のライフスタイルを選んでいる」ことを非難してくる。
両親がありのままの彼女を受け入れてくれたことは一度もなく、そればかりか、男性と結婚するよう定期的に説得しようとしてくるという。
父親から暴力を振るわれそうに…
しかし、娘への不満を抑えきれなくなった父親は、怒りを爆発させ、同性愛を侮辱するような暴言を彼女に浴びせた。さらには、彼女に暴力まで振るおうとしたというのだ。そのことについて、彼女はReddit.comで意見を求めている。
「先週、私が家で父親の仕事を手伝っている時に、彼は急にかっとなって、発狂しながら『お前は何も考えていない』『同性愛のライフスタイルを選んだ』と私に大声をあげてきました。
私が彼の重荷になっているから、彼は私に失望していて、『娘なのだから父親の言うとおりにしなければいけない』などと言っていました。
そして彼は私の体をつかみ、手をあげようとしたのです。」
幸い、彼女は黒帯の保持者だったので、彼の暴力を止めることができたという。
「私は黒帯なので、その平手打ちブロックしましたが、そのとき彼は自分が負けたことに気づいたのでした。」
縁を切りたいけれど、そういうわけにもいかない
それからというもの、彼女は父親に自分のセクシャリティを説明しようと試みたが、彼はそれをも拒絶したという。父親は、娘は「生物学的にには女性」なのだから、彼女がそのようなライフスタイルを選んだことが彼には理解できないのだ。
彼女はできることならすぐにでも家を出て、二度と両親に合わないという選択をしたかったが、両親のサポートなしには勉強を続けられないという現状があるのだという。
「私は、自分の人生からはやく父親を消し去りたいのです。しかし、問題なのは、彼に様々なお金を払ってもらっているということなのです。」
母親からは、絶対に父親が私を見捨てることがないようにすると言われているが、それでも娘を受け入れてくれることはないという。
彼女は、現在の状況を変えるために学費などを学生ローンなどで賄うこともできるかもしれないと考え、父親との生活に耐えることとどちらがよいかを天秤にかけ、Reddit.comのユーザーにアドバイスを求めている。
彼女の投稿にはたくさんのアドバイスが寄せられたが、意見が割れ、学生ローンを進めるものもいれば、自分の夢を追いかけるために、両親との生活に耐える方が良いとする見方も多かった。