ナショナル・カミングアウト・デイ
アメリカでは「ナショナル・カミングアウト・デイ」という、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人々の意識を喚起し、同性愛嫌悪と闘うための日が今週初めにあった。1988年から始まっているこのナショナル・カミングアウト・デイだが、Facebookにてどのくらいの人がカミングアウトしたのか、レポートが公開されたのである。
80万人のアメリカ人がFacebook上でカミングアウトしていた
Facebookが公開した報告を見ると、このグラフは2014年10月〜2015年9月までに、去年の10月11日(ナショナルカミングアウトデイ)に比べてFacebookでカミングアウトした人がどれだけ増えていったかを表している。ここにある赤い線は今年6月26日で、この日はアメリカの最高裁判所が米国全土で同性婚を認めた日だ。つまり6月26日にカミングアウトした人数は、去年の10月11日にカミングアウトした人数の約2.5倍だったのである。過去数年において、80万人のアメリカ人が自分の性的指向の設定を同性にしたり、自身の性自認を変更している。最近では、1日にカミングアウトする人数は去年の3倍にも増えており、同性婚が全米で認められた際には10人のうち1人が自身のセクシュアリティの設定を変更したのだという。
小見出しをここに書く
これはアメリカの各州において、どのくらいの人がFacebook上でカミングアウトしているかを表したものだ。西部はネバダ州やカリフォルニア州などで濃い紫色になっており、東部ではニューヨーク州が濃い紫色になっていることが見て取れる。逆にアラバマ州やミシシッピ州などの南部の州では濃い緑色になっていることが分かる。
LGBTに関するFacebookページへのイイネ!も上昇
Human Rights Campaign、GLAAD、Equality Now、その他もっと細かいLGBTメディアなどの持つFacebookページへの累計イイネ数の動きがこの表では表されている。ご覧になると分かるように、右肩上がりで上昇しており、人々のLGBTに関する情報への関心の高まりを見て取ることができる。最高裁判所が同性婚を全州で認めてからの5日間では15万人がLGBTに関する何かしらのメディアにイイネ!をした。
出典:America’s Coming Out on Facebook
もっと読む