結婚20年後に夫がゲイと判明!「離婚はせず、このまま結婚生活を続けます」

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離婚せず、結婚の誓いを尊重

カナダに住む、キリスト教・プロテスタントの一派、メノ派の牧師は、妻と結婚してから約20年間にもなっていたが、妻に自分のセクシャリティを伝えたことはなかった。しかし、今回、長いクローゼットの期間を経て、セクシャリティをカミングアウトした。このカミングアウトによって、結婚している妻と離婚する予定はないと彼は述べている。

自分を“矯正”しようとしていた過去

Pink Newsによると、ピーテル・ニーマイヤー(Pieter Niemeyer )牧師は、メノ派の牧師としてゲイであることをカミングアウトした初めての人物だという。彼は、信じていれば自分のセクシャリティは“変える”ことができると教えられてきた過去について語った。

「それ(ゲイであること)は間違っていると、すべての教えで言われていました。もらったアドバイスの中には、祈りが十分であれば、神があなたを“変えてくれる”というものもありました。」

彼はある女性と結婚もしており、自分をストレートに矯正しようとしていた。彼は、20年間クローゼットだったが、妻に真実を伝える決心をしたという。

「私はスー(妻の名)にカミングアウトをし、彼女はとても協力的でした。私は本当の自分がわかっていて、彼女はアライになってくれました。」

お互いの結婚の誓いを尊重する

また、彼はゲイではあるが、彼らはお互いの結婚の誓いを尊重するという選択肢をとったという。

「私たちはこのまま結婚していようと思っています。」

「もし離婚することがスーの願いなら、彼女を引き止めるようなことはしません。もしそのまま結婚の状態を保ちたいと願うのが私だけであれば。」

「もしそうだとしたら、私たち2人はとても辛い思いをしたでしょう。しかし最終的には、お互いに引き止めることなどはないと思います。」

しかし、彼は男性とセックスをしたいという欲望から起こされた“緊迫状態”はたくさんあったことを認めている。

「私はゲイの男性であり、性欲もあります。それはそういうものなのです。」

「しかし、どのような関係性にあったとしても、皆、その関係を尊重して自分の性欲をコントロールするのです。」

若いLGBTが自分と同じ道を歩まなくて良いように

彼はこのまま結婚生活を続けていくという決断はしたものの、ほかの人は彼が歩んだような道を歩む必要のないよう、受け入れていくことの大切さを説いているという。

「私とスーとの関係は、私に元気をあたえてくれました。しかし、私たちは人々が違う道を選ぶべきだとの判断を下すことはできません。」

「私たち自身、これは元気づけ合える関係であるとは感じているものの、より若い世代のLGBTのクリスチャンたちには同じような状況に直面してほしくはないのです。」

彼は結婚も含め、LGBTの人々への十分なサポートの必要性を訴えているという。

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