トイザらスがオンラインストアでも子ども向け商品の男女別表記を廃止!

ToysRus

トイザらスが子ども向けおもちゃの男女カテゴリーを完全に廃止

世界規模で展開しているおもちゃ量販店のトイザらスが、オンラインショップでもおもちゃの販売の男女別の表記を廃止することがわかった。性別で区切らないという流れを作り出す、最新の小売業者となることを目指す。

トイザらスの決断

トイザらスは、これまでも英国の店舗内での子ども向け商品の男女の区別を廃止してきた。そのトイザらスが今回、英国版のウェブサイトで男女別の表記をなくするという決断を下した。つまり、「女の子用おもちゃ」として売られてきた人形やお姫様のコスチュームも、「男の子用おもちゃ」として売られてきた車やアクションフィギュアも、男女の区別なく売られることとなる。

ToysRus

Let Toys Be Toys(おもちゃをおもちゃへ)という圧力団体は、以下のように述べた。

「いいニュースだ。トイザらスとの2年間の話し合いの末、ついにおもちゃをおもちゃへ、そしてオンラインの(男女別)表記をなくすことで意見が一致した。」

この団体は、サイエンス・キットは男の子、ままごとのおもちゃは女の子といった、おもちゃ業界での不必要な男女別の表記を批判してきた。この表記の廃止への動きは今年初めから見られてきており、英国版のサイトでは表記が廃止された。一方で米国版はまだ男女別に分けられているという。

Let Toys Be Toysのコメント

Let Toys Be Toysは、以下のようにコメントを残している。

私たちは、大手小売業者の店舗内の看板だけでなく、オンラインストアからも『男の子』『女の子』のカテゴリーを廃止させることができてとても嬉しく感じている。

2013年からLet Toys Be Toysは、おもちゃ市場での男女分けの方法についてトイザらスと議論してきた。話し合いではトイザらスは、店舗でのジェンダーの表記をなくし、よりジェンダーに配慮したカタログの作成することに同意した。彼らはさらに、オンラインのカテゴリーを変更できるかにも注目し、ウェブ上での商品のグループ分けについて検討することを約束してくれた。

オンラインでも、店舗でもこれらの話し合いの結果がみられるということは素晴らしいことだ。…私たちは、これまでこれだけの変化をもたらしてくれたトイザらスの英国支部に本当に感謝したい。

全ての子どもたちに開かれたものにするために重ねられた努力がここに表れており、これによってたくさんの子どもたちやその親が素敵なクリスマスを過ごせることだろう。」

子ども向け商品の男女別表記をなくす

トイザらスだけでなく、最近では子ども向け商品からの男女の性別表記をなくす動きがみられている。今年、米国のディスカウントストアTargetも子ども用品の男女別の販売を段階的に廃止していくと発表していた。また米国版ディズニーストアでも、今年から子ども向けのハロウィン衣装販売の際に性別の表示をなくし、「子ども用」「幼児用」などとしていた。

こういった性別表記を子ども向け商品から撤廃するという動きを評価する声が上がる一方で、「商品が探しにくくなった」などの否定的な意見も寄せられているという。

画像出典:Pink News

もっと読む

READ  ディズニープリンセスになりたい息子に対して父親が見せた反応

ToysRus

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です