ドリトスがレインボードリトスを発売、反発が勃発
ドリトスが、様々な色のついたトルティーヤチップスを発売した。このレインボードリトスの売り上げは、It Gets Better Project という10代の同性愛者を応援する団体に寄付されるのだが、このレインボードリトスに関してホモフォビア(同性愛嫌悪者)の人々が反発している。
レインボー版ドリトスの発売
ドリトスといえば、日本でも人気のトルティーヤ・チップスのブランドだ。ドリトスはIt Gets better Project という10代の同性愛者たちの精神疾患や自殺に関して活動している団体と提携し、レインボー色のドリトスを発売した。中には様々な色のトルティーヤ・チップスが入っている。
「同性愛者への入り口」
このレインボードリトスに対し、ホモフォビアの人々が反発。ある保守派のブログにはこのように書かれている。
ドリトスは子どもをターゲットにしたお菓子だ。つまり彼らは、子どもたちが同性愛の喜びを感じられる、いわば同性愛者になる入り口となるお菓子を作ったのだ。
他にも、以下のように書いているメディアもある。
チップスを食べている時には、考えたくないこともある。同性愛は、セックスをするとよく大腸菌を移してしまうし、性感染症を撒き散らし、肛門出血や破裂を引き起こすということだ。
実際には、同性愛間の性交渉が、異性間の性交渉よりも危険だということは風説であるということは証明されている。
#BoycottDoritos で保守派が反発
保守派で同性愛に反対する人々は、#BoycottDoritos というハッシュタグでツイッター上で反発。
@foxnation I’m not eating anymore @Doritos. Period. #BoycottDoritos
— Dew Master (@MrDewMaster) 2015, 9月 18
「私はもうドリトスを食べない。」
Everyone needs to boycott @Doritos stop buying them or anything under the brand. #boycottdoritos — Maze of Insanity (@insanity_of) 2015, 9月 18
「ドリトスをみんなでボイコットしないと。(レインボーの)ドリトスを買ったり、ドリトスブランドの商品はすべて買わないべきだ。」 しかし、こういった同性愛嫌悪に対し、反発する人々も登場。
To celebrate the wonderful #BoycottDoritos I’m going to buy a family package of… You guessed it: DORITOS! #SupportDoritos — Take That, Diversity (@TakeThatRace) 2015, 9月 18
「この #BoycottDoritos という素晴らしい運動のお祝いに、ドリトスのファミリーパッケージを私は買ってくるわ!」
#BoycottDoritos: grown adults getting angry over rainbow colored chips
— melina (@inklooop) 2015, 9月 20
「大の大人が、ただのレインボー色のチップスに本気で怒ってる(笑)」
企業とLGBT
今までも様々な企業がLGBTをサポートする姿勢を表明、キャンペーンを展開している。コカコーラはLGBT若年層へのいじめ防止をテーマにしたキャンペーン動画を今年の8月に発表しているし、プライドワッパーという特別なワッパーを発売したバーガーキング、同性愛団体へのチャリティーポットを発売したLUSH、LGBT広告を出したケロッグなど、多岐にわたる。日本でもLGBTを応援するという表明する企業が続々増えてきている。今後の企業とLGBTの動きに目が離せない。
画像出典:These New Rainbow Doritos Are Raising Awareness For The LGBT Community